August 06, 2008
■iPhoneのパケット定額が価格改定になった件
今まで5,985円/月固定だったパケット定額フルが「1,695円~5,985円/月」という二段階定額制になって、最低課金額が1,695円となり、ホワイトプランと組み合わせて2,990円から使えるようになったそうだ。(本体の割賦除く)
なお、1,695円の範囲で使えるパケットは、20,175パケットで、データ量にして2.5MBぐらいとなる。それを超えると71,250パケットまで順次金額が上がっていく。71,250パケットは8.7MB程度である。
iPhoneを購入して、1週間とちょっとが経ったが、自分のデータを見てみると、送信3.6MBで、受信が74MBだった。通勤経路ではネットに繋がらないので、そんなに使っている印象がないのだが、やはり普段、当たり前に見ているPCのWebサイトやgoogle mapsの画像ダウンロードがバカにならないと行ったところであろうか。
ということなので、まぁ地図にせよメールにせよ、普通に使っていたら定額にたどり着いてしまうだろう。これが、もしこれがiPhoneが売れてないが故の施策だとしたら、子供だましも良いところである。
どちらかと言うと、このプランの狙いは、やはり家でWiFiに繋いで欲しいという現れなのだろう。
3Gネットワークは正直言ってドキドキ--宮川潤一 ソフトバンクモバイル取締役専務執行役CTO(1)
僕が管理している投資を削ってでもいいから、アイフォーン購入者には無線LANルーターを1個ずつプレゼントしたいと思っているくらい。自宅ではぜひ無線LANでつないでほしい。You Tubeやナビなどは、3Gネットワークよりもサクサク動きますら。
やはり二段階定額で多少なりとも安くすませられることを意識させることで、家やホットスポットでのWiFi利用を促進させ、自社のコストを抑えたいというのであれば、この施策は納得であるし、それだけ設備がセンシティブな問題ということなのだろう。
iPhone購入者にヨドバシが代理店をやっているワイヤレスゲートを推奨しているケースもあるそうだ。外のホットスポットは接続にブラウザを経由してログイン情報を入れるのが激しく面倒くさいんですよね。
そこの管理ツールをiPhoneアプリでカバーした方が良いんじゃないかな。iPhoneアプリに組み込まれたブラウザ上に表示されたホットスポットのログインURLを判別して、自動的にID,Passを送信してくれれば良いんじゃないでしょうか。ブックマークレットでもできるけど、その動きを自動化してくれるだけの簡単なアプリを誰かが作ればよいんじゃないかと。
■iPhone1週間経過レビュー
iPhoneを購入して1週間ちょい経過した。
ものすごく使い込んだわけではないが、それなりに使ってみた印象。
「安定性、処理速度低下は最悪の部類ですね。結構むかつく」
音楽の切り替わり付近の日本語入力は最悪ですね。
日本語変換が極端に遅くなったり、音楽が止まったり。
その部分だけを切り取ると実用に耐えない。
一度、音楽が0.1秒ぐらいの連続的な繰り返しになり、IMEも変換が進まなくなる自体に遭遇しました。電源を落とすしかなくなりました。急のつく操作をiPhoneでやると、ソフトが固まったりします。
iPhoneは、Windows95のような黒船をイメージしていましたが、ことこの部分だけを見ると、
「iPhoneの安定性はOS9レベルと」いう印象です。
あくまで印象論として、Windows MobileもWin3.1かそれ以前のレベルだと思うし、モバイルOSにおける現状は、今のデスクトップPCから見た結果論と比較して、15年以上前のデスクトップPCという感じです。
それに対して限りなくCUIに近い、携帯電話が現状一番使いやすい状態。まさにGUI vs CUIの実用性対決をしていた「あの頃」のようです。
「今、とりあえず乗った電車の経路では、果たして時間通りに行き先に着くか!」という焦る状況で経路探索した時に、確実かつ素早く検索できるのは今は間違いなく「携帯電話」です。
iPhoneは先の日本語入力で本体が爆走し始めたり、駅名入力が全然できなかったり、Safariが落ちたりするので、電車が出発してしまう可能性は高いです。
モバイルデバイスのサイズで、リッチなUIを実現するのは、まだまだハードウエアが発展途上。それって昔のMacみたい。
日本語入力をOnにしたら、音がフェードアウトして再生が一旦停止するモードを作って欲しいです。マジで。
iPhoneが、PCのOSX級となり、Windows MobileがXP級の安定度を得る頃には、本当に、今のiPhoneユーザーが抱くような現代の勢力地図は大きく変わっていることでしょう。その時に、今のようなユーザーインターフェースであるかも謎です。
とはいえ今を経由しなければ明日はない。なかなか難しいものです。まして、かつて僕はCUI派で結構損した方なので、性急な結論は出さないように努めています。(そこに限って言うとユーザー目線ではありません。)
半分まだまだなんじゃないの?と、わかっていながらも、夢に付き合うは男の子の永遠のロマン。iPhoneってのはそんな印象でしたね、やっぱり。
■携帯コンテンツ変換をiPhoneにも適用する必要性
iPhoneに最適化したサイトでも良いんですけど、情報を得るなら、必ずしもサイトをそのまま見るだけじゃなくて、携帯コンテンツ変換を使い分ける必要性はあるかなと思いました。
Safariが落ちる件にも絡むのですが、確かに不具合修正でメモリリークを修正していたりするので、純粋に「落ちる」というのはあるんでしょうが、それ以上に、足りないiPhoneのメモリ量を枯渇させないために、「iPhone OSがわざとSafariを落としている」のでは?と使っていて思うのですがどうなんでしょう。だったら携帯ブラウザのように「このページを開けません」って、その場で止めてくれれば良いのに。
容量が大きめな同じサイトだと、何度アクセスしても落ちたりするのはその一例です。例えば、2ちゃんのコピペサイトのように、一画面に長文と大量の画像、と大量の広告で構成されるページは、全然ダメです。
僕がネット情報を見るのに使ってる、「milkstand.net::feedsearch」では、iPhone / iPod touchでアクセスしたときには何種類かの方法で、Webサイトを見る方法を提供しています。
1.そのまま別ウインドウで開く(がっつり見たい)
2.ページはそのまま、iframeによる小窓にページを開く。(ウインドウ切り替えをせず情報をチェックするために使う。)
3.携帯コンテンツ変換を経由して開く。
「3の携帯コンテンツ変換」は、モバツイで使ってるコンテンツ変換ページを経由して、モバツイかgoogle mobile gatewayで携帯向けのコンテンツ変換表示でも見られるようにしていますが、どうしてもiPhoneで開けないサイトを見るときに重宝しています。
最近、帰り道で便利だったのは、例えば「ここ」が僕のiPhoneではそのままは開かなかったので、コンテンツ変換を使って読むことができました。分裂勘違い君劇場のようにテキストがメインコンテンツであればあるほど、携帯コンテンツ変換は威力を発揮します。
まだモバツイのページに投げるだけという簡素な機能で、とりあえずつけてみたら思ったより有用だったので、もっと使いやすくしていこうと思っています。
■まとめ
確かに黒船なんだが、短期的には携帯からの退化は確実。
でも維持費が安くなったから、お遊びや夢を見るために買ってみるのもいいんじゃない?!
Webとか、こういうのから繋がる先の環境で商売したい人は、あなた個人の好き嫌いというユーザー目線で批判してる場合じゃなく買ったらいいんじゃないかな。80万円のモノを勧めてるんじゃなくて、たかだか8万円の未来研究用の面白い製品であることは間違いないし。
・・・というありがちな結論に帰結しました。
今日からiPhoneの予約販売を始めるそうですよ。↓に書いてありました。
参考:
最低月額料金2,990円で「iPhone 3G」が利用可能に!~「パケット定額フル」を2段階定額制に改定~ | ソフトバンクモバイル株式会社
追記:
【iPhone料金を斬る!】iPhone 3Gの料金値下げは「大英断」、ユーザーに
とって不利な点は一切ナシ! - 日経トレンディネット
パケット通信を極力使わない「ケチケチ作戦」が有効だ!
↑↑↑もし、こういう空気にさせる施策だったとしたら見事としか言いようがない。
さらに追記:
2.0.1のupdateで日本語入力が結構改善されたらしい。
404 Blog Not Found:iPhone - 2.0.1 Update がアレな件
トイレでモバツイレス書いててSafari落ちたけどね。
完成度が高いモバイルを望むなら、携帯に戻るべき。iPhoneは、世界中でソフトを作れる「進化する」モバイル端末なのだから、最初は8割程度動けばいいじゃん。
OS9かどうかが問題なのではなくて、常時接続になったかどうかでしょ。先が楽しみです。
僕は携帯とiPhoneの、それぞれの良いところをハイブリッドに使います。
しかしながら、安定性が欠けるのは大きな問題で、それを可能性だけで正当化したくはありません。
一番大事なのは、常時接続という状態を得ることではなく、常時接続することで何ができるか?ってのが一番大事なので、iPhoneの魅力はその軽快なUIによって、今まで「できるけどできなかったことができるようになる」のが素晴らしいんです。
ユーザーインターフェースと常時接続という通信が実現する「できるけどできなかったこと」ってのは、要は場所に捕らわれないことと、UIが洗練されることで、それにかかる時間が短く済むってことです。
ただカッコいいとか、そういうことじゃありません。
(「楽しい」は大事だけど。)
それ言っても仕方ないとは思いつつ、コンセプトと実機の完成度が一致してないという意味でOS9という表現をしました。
やっぱり買う前に想定していたように、悩むのは1年後にハードウエアが増強されたiPhoneが出た時だなぁ…。いかにも搭載メモリが増えれば増えるだけでも、安定性が高くなりそうじゃありません?
それだけで確実にUser Experienceが向上することが見えてるなら買うよなぁ…。
筆者さんは外人の方?
それとも自動翻訳した記事?
読みづらいので途中で挫折しました。