July 08, 2008
モバツイッターやF's Garageが入っているWebサーバは、自分の家で運用しているのですが、エアコンをつけないと春先でもサーバがひーひー言ってるので、データセンターのようにエアコンをずっとつけっぱなしです。
さすがにデータセンターのように、そこで寝てしまうと凍え死んでしまうのでは?というエアコンの設定温度ではないのですが、誰もいない時にもエアコンをつけている上に、サーバも、たかだか2万円ぐらいのサーバですが、モバツイッター、F's GarageのMovable Typeなどで占有するには、レンタルサーバと比べても相当富豪的なリソース運用状況であることは間違いありません。
ということで、うちは電気代がかなり高いのですが、それ以上に、心のどこかで多少なりとも環境への罪悪感というのはあって、って言っても別に罪悪は変わらないのですが、せめてものということで、Yahoo!で紹介されていた個人向けのカーボンオフセットに加入しました。
カーボンオフセットってのは、自分が排出している二酸化炭素の分を、どこかで打ち消すための設備投資に繋がる機関にお金を渡すことで、結果的に自分の排出する二酸化炭素を打ち消そうという活動です。
そこには排出権ビジネスと言うのが真ん中に入っていて、これはボランティアでも寄付でもなんでもなくて、適切な対価を得るために商品を購入するというビジネスです。
また、自分は自分でF's Garageにせよモバツイッターにせよ多少のアドセンスやバナーを貼っているAMNの収入があるので、その分からカーボンオフセットに回してることで、コストがかかることを正当化しています。(って言っても電気代や回線代、サーバのパーツコストなどを含めると赤字なので悪しからず。)
カネは天下の周り物という言葉を多少なりとも意識できます。
なお、他社でWebサーバ向けのカーボンオフセットってのがあって、そこが提供しているWebサイトに貼り付けるバッジ型の証明書はデザインも優れていて、良いなぁと思ったのですが、対象が法人かNPOだけとのこと。
個人が運営するWebサービスは対象外というのは寂しい限りです。個人のサーバが対象にならない意味がわかりません。
Yahoo!が紹介している業者は、なんというかビジネスっ気がなくて、認定証もどうにもダサいんですよね。
せっかくYahoo!に紹介してもらえるなら、Yahoo!のブログに張れるようなデザイン性に優れたブログパーツを用意したらいいのに。
僕が加入したのは、自動車にも乗る人向けの価格のカーボンオフセット。
自動車は持ってますが、もはやサンデードライバーの域なので、あくまでもエアコンとサーバが動いている分のオフセットということで勝手に解釈してます。
ちなみに、こういうのを実現する社会起業家なる人たちの活動は、いわゆるあしなが募金や、なんとかの羽根募金などと違って、間に入る人もビジネスとして活動しているため、それなりの利益を得ているハズです。Yahoo!もYahoo!ウォレットの手数料を取っていることでしょう。
しかし、適切な対価を得ていかないと、オトナの世界では活動そのものが持続していきません。エンジンを回すのにガソリンが必要なのと同じく、適切な環境活動にも、適切な収入が必要だということです。
そういう「持続可能性」をビジネスとして実現することで、みんなの幸せになるよね、という考え方で、「持続可能性」を英語に置き換えた、「サステナビリティ」という言葉がバズワード(流行語)になっています。
TV討論などで若手の政治家がサステナビリティなんて言葉を使っちゃって、意味がわからねーと思ってた人は、ここで覚えておきましょう(w
ということで、カーボンオフセットにお金を出す対価としては、ある程度PRすることで対コスト効果が認められたりします。
よくあるのが、例えば同じサービスを受けるなら環境に優しい方を選ぼう、とお客さんが選ぶことで出た利益から、より環境へのコストを投入できるようになるわけです。そんなところをちゃんと意識したいので、モバツイッターのサイトと、F's Garageでは本件のアピールさせてもらいます。これは偽善でもなんでもなく正しいカーボンオフセットというサービスの運用であるということは先に書かせてもらいます。