June 08, 2008
秋葉原の通り魔事件。詳細は今後出てくるとして、ちょうど、昨日秋葉原に行ったばかりだから自分の関心度合いもいつも以上に大きかった。
事件の状況は、twitterなどを通じて怪我人が搬送された後の混沌とした状況を把握することができた。現場は元東京三菱があった交差点。建築中の建物の前でメイド喫茶の女の子がビラを配っているのを何度か見たことがあるが大丈夫だったのだろうか。
ネットを通じてリアルタイムに状況を把握できていた件については、通行の妨げや現場の混乱を大きくするなど様々な理由で物議を醸し出すのかもしれないかもしれない。しかし、それがマスコミだけでなく個人でもできる現実というところで見て欲しい。
また、2chで犯行予告が出ていたのでは?!という話もある。ちょうどこの時期に被った犯行予告的スレが立っていたそうだ。
もしこれが本人達の予告だったら、そして日曜日の秋葉原の歩行者天国でこんな犯行を犯すとしたら、そして、その状況をほぼリアルタイムに把握できているこの状況。ついぞ先日、秋葉原の歩行者天国もマスコミを賑わす異様な盛り上がりがあったばかり。
全てがインターネットや秋葉原という一部の文化の上で、こんな事件が起きているとしたら、この事件そのものが、まるでバーチャルワールドの上で起きているネタなのではないか?という錯覚さえ覚える。
いやネタならネタであって欲しい。今のニュースでは5人が心肺停止状態だったが二人お亡くなりになったとのこと。一人は19歳だそうだ。その他の怪我人の人たちもどうなっているか。これは全て現実世界で起きている。
犯人は暴力団を名乗っているそうだ。なんのメリットもない犯行は暴力団のやることではない。一体、何を怒って、何を憂いての犯行だったのだろうか。これも混沌とした現代にある葛藤なのだろうか。
それとも過去にあった通り魔殺人と同じように、”アキハバラ”と言う記号とは無関係なのだろうか。
##アキハバラにネットの人が過剰反応するのは、秋葉がソーシャルネットワークそのものだから。被害者も加害者もネットで関わり合ったことがある可能性(匿名だったとしても)、その中に自分がいたかもしれない可能性は、他のどこで起きた事件よりも高い。
##批判を浴びる可能性があるが、今の気持ちを先に書いておく。この事件の今の状況は僕だけじゃなくて明らかに異常だ。目線を逸らすわけじゃないが、gigazineに”容疑者らしき”写真がアップされている状況。さまざまな失敗をしてきた今のTV局や雑誌ではできないことだと思う。一体今起きている、それら全てが現実。これらが後々どう言う批判を浴びたり評価されるのかはよくわからない。俯瞰した批判や評論ではなく、今起きている現実に対する葛藤の気持ちを書かせてもらっている。