May 14, 2008
#twitterに送ったタイトルは大袈裟なのでちょい変更。
最近のサービスは、メールアドレスがログインIDになっているケースがある。
それに限らずメールアドレスがユニークであって欲しいケースで、ユーザー認証、登録に関係する機能のテストをしていくと、沢山ユーザーを作らなくてはいけないので、以前はメールサーバ側でエイリアスを設定するなどしてメールアドレスを準備したりしていた。
そうするとサーバ管理者にお願いしなくてはならず、万が一、真夜中にメールアドレスが枯渇してしまったりすると如何ともしがたい事態に陥ったりする。
しかもメールサーバが会社のシステムだったりすると、かなりの確率で嫌な顔をされるだろう。
特に既に作りこまれたシステムだとメールを介してユーザー登録情報を送っていたりするので、システムに変な処理を追加することなく、流はそのままに楽ちんに動作確認をするために、gmailのメールエイリアスを使いましょう。
gmailのメールエイリアスは多分、知っている人もたくさんいると思うが、改めておさらい。
「abcd+1@gmail.com」のようなアドレスの「+」の後ろに文字を書いたメールアドレスは、「+なんとか」を除いたメールアドレスにメールが送信される。つまり、このアドレスの実体となるアドレスは、「abcd@gmail.com」である。
abcd+1@gmail.com
abcd+2@gmail.com
abcd+hogehoge@gmail.com
などは、全てabcd@gmail.comに送信される。
でも、このメールアドレスを登録される側のサービスは、そんなことは知ったことないのでユニークなメールアドレスとして認識される。
よって、単一のメールアドレスしか持っていなくてもいくらでもユニークなメールアドレスを作れると言った次第。
+の後ろを数字にしておいて、1ずつ増やしながら、パスワードもその数字に紐づいた規則で入力していけば管理やデバッグの再現性確保なども簡単になりますね。
##こんなテストをやってると、ユーザビリティ系の人が批判してたメールアドレスの二重登録チェックは最低限必須だなと思うんだが。
ていうかプレゼントキャンペーンなどを募集すればそれなりの数は@yahooco.jpとかになってたりするし。
もちろんメールの事前認証とかフローを工夫できるなら良いんだが、手間とコストがかかるのはおいておいて、入力アドレスがyahoooco.jpとかなってる時に、それって99% Yahoo!メールだとは思いつつも、かといって、こっちでアドレスを補正して重要な情報は送れないわけで、プレゼントとかなら、エラーが帰ってきたら、さくっとメールアドレスミスを理由に他の人を当選させると思う。
と考えると、多少手数が多くても優しいシステムとは何なのか?というのは確実にあると思う。コピペされちゃうから意味ないやんとか思うかもしれないが、僕は、まじめに入力ミスした人が多少なりとも救われるならそっちの方がいいんじゃないか?と思う方です。
##というテスト中のつぶやき(待ちの間の暇つぶしとも言う)でした。
>>こんなテストをやってると、ユーザビリティ系の人が批判してたメールアドレスの二重登録チェックは最低限必須だなと思うんだが<<
意味がわからない。
なんのこと?
つ http://www.atmarkit.co.jp/fwcr/rensai/usabilitytips01/01.html
単純な入力間違いもそうだけど、メールアドレスに必須な「.」は視覚的フィードバックも希薄で難易度が高い文字だと言うのもあると思います。
理想を言えば、できるだけフォントは固定幅にして、できるだけ文字を大きくしたいとこ。昔のワープロみたいにダサいのが一番わかりやすい。
例えば巨大なニコ動のログインフォームでもピリオドはかなり豆粒で視認性が低いと思います。
思いつきですが、日本人向けの英数字フォントってのはあってしかるべきかも。Flashだとやりやすいんですが、Flashの入力フォームは所詮はembedだからHTMLとの親和性のあたりで使いにくいしなぁ・・・。
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(名前のリンク先に記事を書いています)
誤入力対策としてはf-shinさんも書かれているように、先にメールアドレスだけを入力して到達確認をするという案が良いと思うのですが、それが難しいという理由を知りたいです。
いたずら防止やメールサーバの負荷の問題でしょうか?
いやはや、大変、お手数をおかけしました。
古いシステムでスパム対応あたりでtrackback停止してましてスミマセン。
で、メールの到達確認ですが、ここで挙げていたのは単純にコストの問題、ユーザーに強いるステップ数の問題、ケータイ対応というのもありますかね。
ケータイメールは結構終わってますよね。
このOpenID時代に「着信拒否を解除してください」なんてありえないと思うし。
メールサーバーの方でエラーメールも吸収されてしまうから単純に*届かない*だけだし。
(っていうか、連絡取れないじゃん。それ。)
ちなみに、一番簡単にメールを経由することを考えてみると、暗号のハッシュと、メールアドレスを引数にしておけばいいのかな。DBを使うと相応にコストかかりますしね。
ちなみに仕事で管理しているカラメルのユーザー登録では、先にメールアドレスを入力していただいています。
ただ、メールを確認するというフローは決して地続きではなく、ユーザーに負担を強いるものでもあるので、アンケートやプレゼントの応募でわざわざそれをやるか?というのは、なんとも言えないことだったりします。
もちろん、ここは多分に、ビジネス側の都合も入っていることは否めませんが。ステップ数が増えればスループットは落ちますからね。
ということで、もちろんケースバイケースということで、決して一意的に言えるものではありません。
ただ「ピリオドは抜ける」、それだけは間違いない(w
それをフォローアップできるなら良いんじゃないでしょうかね。
和蓮和尚のこれはとても良いなーとは思っています。
会員登録の敷居を下げる入力フォームの作り方
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20080410/p1