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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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May 03, 2008

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〜元請け、下請け構造ってダメなのかな?

こちらの記事を読んで思ったこと。
「ITゼネコンをぶっつぶせ」レポート

案件って言っても、元請けの企業にとっての難易度とか重要度によって、発注先変えたりしますよね。元請けにしてみれば、そこの目利きの腕こそ重要ですよね。

だから、きっと元請けから見たパートナー企業ランキングってあるよね。内部的には。

そこに頼むとリスクが高いとか低いとか、難しい仕事をこなしてくれるとか、そうでなく頭数でなんとかしてくれる、それこそIT土方系とか。

そのランキングの上位にいれば、難易度の高い案件をこなすわけだから、パートナーの方がプロセス上の立場が上とかってないのかな。


何が言いたいかっつうと、十把一絡げで難易度が高低とか、重要度の高低とかを無視して、一括でITゼネコンぶっつぶせってのは、違うんじゃないのかなと思った次第。

言い方悪いけど、もし手を動かす規模だけやたら大きくて、案件の難易度が高くなくて、納期が短ければ、オフショアしてコスト下げたり頭数そろえるのは当たり前だよね。

(まぁオフショアの場合は、それ以前に魔法の杖みたいに思われてるのがポイントのような気がするけど、オフショアって言葉が出てきて何年経ってんだ。ていうことは問題もあるけど、成功もしてるってことだよね。難しくても頑張れば利益出るんならやめないと思う。)

もしそういう状況があるなら少数精鋭ではそぐわないケースあるし、発注がITゼネコンに集中するとしたら、そういう使い分けってやってないのかな・・・。

という印象。

もし現状を変えたければ、

・エライ人になって、その会社でのベストプラクティスを作り、他の会社に広めるトップダウン型。

・精鋭パートナー(があるなら)、そういう立場になって、この会社に来ればおいしい仕事だけがやってくるよ!ということで構造を利用して、自分たちがヒーローになることで業界に希望を与える底上げ型。

・・・ってのがあるのかないのかわからないけど。そんな印象。

「できること」が現実的に目の前にないと人って変わっていかないよね。
文句言うならソース書けってのは、まさにそういうことだと思うし。

そういう意味では「それアジャイルでできるよ!」だけじゃ対話になってないんだと思います。

って、鶏卵に陥ってるから悶々としたり?!

ITゼネコンをぶっつぶせ、という言葉から受ける印象は、義務教育の学校に向けて、もっと頭の良い子が延びる教育構造にしろって言ってるのと同じように見えてしまったので。

どうやら契約の段階で既に終わってるということらしいのだが、全然中を知らないで言ってるから的外れかもしれないけどリスクヘッジを含めた契約であれば、そんなの変えられるかー!という印象。そういう意味で、ぶっつぶせってことなのかもしれないが、代替案の現実性が薄かったり、理想論すぎて理解できなかったり、最初に書いた案件規模と難易度によってはオーバースペックだったり、とか、そういうので溜息ついで終わってたりしません?

明日への希望が持てる結論が出てたら、是非教えて欲しいです。何でかっていうと、こういう問題提起型のイベントの場合は、タイトルとイベントの実装のバランスが難しくて、理想と愚痴だけで終わる会にするのはダメなんですね。Web業界で同様にいろんな問題提起をしたいWebSigのモデレータとして、もし何かが見えてたらどんな結末にしたのかを知りたいです。

いつも通り外野の意見ということで。すいません。

##主宰している人たちが積極的なチャレンジをしているのはネットを介して拝見しています。

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〜アメとムチ

日本電産の社長が、「休みたいなら辞めれば良い」と発言した?!とやらがきっかけで、以前発行していた社長メルマガのバックナンバーを読み返した。

日本電産株式会社│Webマガジン

なかなかおもしろかった。

言ってみればアメとムチの使い分け。これを読めば「辞めれば良い」は本質的ではないことはわかるんだけど、どうも我慢ならない人たちが沢山いる様子。

ムチの裏にあるアメを見ない限り、この社長の仰ってることは理解できませんわな。確かに。

こういうのって難しいよね。

基本的に労働基準法という法律があるから、まず、それは日本のルールとして守るとして、でもそれとは全然別の軸で、会社を大きくするために必要なことってのは確かにある。

数人の会社であれば、労働基準法が云々なんて話してるよりも、目の前に解決しなくてはいけない課題の方が大きいし、会社を大きくすることや、現状の課題、目標に対処する思いの方が強いから問題にならない。

けど人数が増えてきたり、とりわけ大企業にいると、会社をどうにかしようと思う気持ちより、労働基準法や労働組合、会社のルールはどうか?という方に気持ちが寄ってくる。

ジレンマですよね。会社のルールも会社をスケールさせるためのルールなので頑張って考えるけど、結果、スケールさせられる側の社員はどんどんルールの方が身近になってしまいがちでそちらに依存する罠。でも、良いことも嫌なことも含めてルールに縛られるんだから、社員の立場からすると「当たり前」って話。その分給料安いんだし、、、と。

この意識の差違が、「休みたいなら辞めれば良い」という言葉に対して強烈な反発心をもたらすポイントでしょうね。


それ以前に、「大きな会社」とはなんぞや?という話。

「大きな会社」とは、「利益を生み出す仕組み」を作ることに成功した組織と言える。

そもそも、1人欠けたぐらいで利益が大きく損なわれてしまうようでは組織はスケールしないし脆弱な会社と言えよう。

だからこそ社員の会社に対する意識は必然的に受け身方向に変わってくる。

月曜日に見えているのが週末の土曜日のことだったり。

こちらの社長は、そこをそうさせないようにする手法として、アメとムチを使い分けるそうだ。しかし、間接部門のように、叱咤を激励に転換するチャンスがない職場などには、かなり気を遣っている様子で、きっと本来厳しい性格の社長が長い失敗経験の中で、そういう調整ができるようになっていったということなのだろう。

確かに「大きな会社」は、利益を生み出す仕組みを持った組織だが、その構成要素はやっぱり社員1人1人なわけで、1人が欠けても問題にはならないけど、そのノリが全体にひろがってしまったら、n倍の勢いで組織がダメになっていく。

そんな恐怖をいつも抱いているからこそ出る発言だよなぁと。

でも一番大事なことは、いずれにせよ、社員本人が納得していないでハードワークさせても成果なんが上がらないわけで、本人の納得感があればこそ休みを気にせず働けるし、そうでなければ無意味な活動でしかない。

そこは会社のモチベーション維持の仕組みやお給料でカバーされるべきで、そこがこの社長ができているからこそ、ハードワークが成り立つのかな。給料の話は一切書いてなかったけど、モチベーションマネジメントの話こそがメルマガの主体です。

つまり発言の論点は、ハードワークすることそのものが本質じゃないと思うんだが、こういう発言がどうしても問題になるのは、無駄にハードワークを強いられる会社の方が世の中圧倒的に多いという現れだと思う。

だからこそ、社員を守る労働基準法や労働組合があるのであって、それはそれでバランスしていけば良いので、ダメな会社はつぶれてしまえ!

きっと外資系あたりでは結構当たり前のような概念に見えるけど、それを日本の社長が言ってしまったのが地雷だったということか。

見方を変えると、誰かがその場にいて、それなりにこなしてくれれば利益が出る会社がもしもあったとして、休みを多くあげても社員をそこそこの給料で働かせて回ることが大事な会社なら、こんな発言は勘弁して欲しいかもしれない。

それもまた一つのビジネスモデルだと思った。そういう会社の方がよっぽど社員をコストとしか見てないんだけど、そういうところこそ狡猾だったりして。陰謀論みたいで卑屈な考え方かな?!

僕としては、日本電算の社長のメルマガが見れたのがとてもラッキーでした。
Buzz!Buzz!


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〜できません、の真相

これの本質はとても気になっている。

アナログなWEBアカウントプランナー:ウェブの人はできないことを先に言う。

TVの人たちからするとウェブの人間は、アレできませんコレできませんなどと、エンジニアのようなことをのたまうので嫌い、とのこと(w

TVの人たちと直接おつきあいができるクリエイティブな制作会社となると、相応に寝袋系だったり、チャレンジングだったりするだろうから、業界内としては前向きにイケてる方だと思うのだけど、それでもダメ出しされるってのは、

・TVの電波はスケーラブルだから、マスな要求そのものがニッチなWebにマッチしてない。
・そもそもコストレベルが見合ってない。
・切り返しの提案力が足りない。断る前に、こう言えばうまく話ができるのに、という奴。
・本当に無理

あたりなのかなー。とても気になるところ。

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