April 29, 2008
こんにちは。Goodなジョンカビラのえふしんです。
月間asciiの携帯特集を見て、携帯の「二台目需要」という考え方があるのを知りました。
EMOBILEの「ケータイプラン」は、「使わないかもしれない」の二台目需要に適したプランということですね。
前のエントリー「F's Garage:EMONSTERを検討してみる」でさんざん悩んだあげく、auの携帯を手放すのは時期尚早と判断しました。
そこで、auの携帯では向いていないところ・・・現在のプラン契約時には想定していなかったモバツイッターだけでパケット定額分を使い切ってしまうことへの対応・・・をEMOBILEで補填して、auの契約プランを最低限にすることでカバーしようと思っています。(auの契約プラン変更が月ごとの契約なので、今月中に翌月の変更をかけたいのです。)
本書には、他にも中島聡さんと海部美知さんの対談の記事や、アップルのイノベーションに関する連載など読み応えがあって、結構数日持ち歩いて少しずつ電車の中で読んでるって感じです。
ただ一点、本書の特集にあった、最近流行のクラウドコンピューティングって言葉はなんなのかなーって思っています。Web2.0もそうですが、言い換えがうまいですね。
この言葉、「インターネット」じゃダメなんでしょうかね。ゲージンは既存の概念を新しい言葉で再定義することで、花火を打ち上げるのがとにかくうまい。
月間アスキーでも、EeePCなどのUMPCをクラウド向きのPCとして取り上げています。それがクラウドコンピューティング向きというのならば、Sigmarion IIIの頃に、全く同じ事を志向していました。それ以前に流行った、ポケットボードなんてのも、クラウドコンピューティング向きの端末以外の何者でもないと思うわけです。そこにGoogleがいなかっただけで。
これって何なんだろうなぁというと、単純に「Googleが目立っている」「Saasが目立っている」だけなんだろうなぁ・・・と。別に新しくも何ともなくて、ただ、それだけのこと。
Googleや、SalesForceが目立つのは結構なことですが、こう、何というか後付けの結果論に載って、やれWeb2.0が良いとか、これからはクラウドコンピューティングだ!みたいに言うのは好きではないですね。同様にニコ動の成功以来、ニコ動のメタファに捕らわれている意見なんてのも結構気になります。ニコ動がうまく行ったから、これからは、みんながコンテンツにリミックスなんですか?それなんてステレオタイプなCGM?
・・・なんてことを考えさせられたりして結構面白いです。
あ、ちなみに僕はWeb2.0という言葉は支持してますよ。クラウドコンピューティングの概念では、各社が個別に発電していたのを、発電所が電気を供給する時代、なんてメタファで表現していましたが、
Webでご飯を食べさせてもらっている自分の視点では、Web2.0を「戦後の電器メーカーは、みんな自社でラジオを作っていた。それがある時からソニーや松下に部品を提供する会社になっていった」という、ソニーや松下と、部品のサプライヤーの関係になることが、Web2.0時代の産業構造だと思っていました。それはFacebookやGoogleに、widgetを提供する情報サービスという形で、実現しつつあるように思えますが、一気に進まないところを見ると、そうでもないのかな?!とは同時に思い始めています。
(参考:F's Garage:Web2.0考)
とりあえず早い定額回線を手に入れて、僕もLet's NoteとiPod touchでクラウドコンピューティングとやらに触れてみて、もうちょっと考えてみたいと思います。
F-shinさん、こんにちは!
良くのぞかさせてもらってるものです。
私もau & emobile (それも同じw54tとemonster)を3月下旬から使ってますけどなかなかいいですよ〜
私の場合は就職した為に自由に使えるインターネットが欲しかったという理由です。使い始めてw54tとemonsterのキャラがビミョーに被ってしまったのでついこの前の週末にw62sに機種変しちゃいましたw
PS:芝公園の昌平も行ってみました!凄くいい店ですね。会社が近いのでこれからも足繁く通いそうです、情報ありがとうございました。
長文コメント失礼しました。
確かにW54Tだとアンバランスなんですよね。
FMとモバイルSuicaさえ解決できればW32Tに戻したいところです。
というか、これでBluetoothからも解放されるから、東芝以外のかっこいい系の携帯買えるんですね。
あ、でもそうしたら普通に写真をそっちで撮ってパケット代が・・・(汗)
##このblogで長文なんて気にする必要ないですよ。ていうか、全然長文じゃないし(笑)
長文ライターのにゅ~ろんです。
#また来た。
クラウドコンピューティング、新しいと思いますけど。
極論するとクラウドコンピューティングってのは、データをローカルに保存してくれるな、っていう思想の事ですよ。
一生分のメールを Google が預かります、だから Google へ繋いで下さい、画面には広告が出ますけどね。これを始めたのは Google じゃないんでしょうか。少なくとも Yahoo! Japan のモデルは違いました。少しだけならメールを預かります、沢山預けたければお金を払って下さい、沢山預けると便利ですよ。Microsoft も同様だったと思います。
そして少なくとも、携帯端末からアクセスすることがクラウドコンピューティングなのではありません。そのことはとても重要ですが、本質ではありません。そこに全てのデータがあるから色々な端末でアクセス出来ると便利、というだけです。
思想的にはむしろ、全てのデータがあるのだから、ネットコネクティビティを有するデバイスは何らかの形でアクセス出来なければならない、という事になるのでしょうけれど。
なので、PCVAN はクラウドではありません。ポケットボードはクラウド端末ではありません。
そしてクラウドコンピューティングは、ちっとも浸透していません。例えば「預けるのが心配」と思われたら負けです(その意味で私は勝ちです)。コスト的にアクセスしてもらえなくても負けです(悲しいけどこれも勝ちです)。
逆に言うと、それがコンピューティングとして適切なのかという解だって出ていないわけで、まだまだこれからです。各家庭にデータ・バックアップ装置が導入され、相変わらずスタンドアロン・アプリでデータを作成・改変するのが適しているかも知れません。
そうだ。それそれ。
コンセプトとしては、昔のMP3player vs 全部保存のiPodと同じようなものですね。iPodはローカルで全部入りを実現したけど、クラウドコンピューティングはネット上に全部置きましょう、と。
#「あちら側」、という言葉をもう忘れていた。
月間アスキーに載ってたクラウドコンピューティング向きの端末ってのは、容量が少なくてローカルに保存しきれない端末って意味なんだな。
メッセージングの根幹となるメールを押さえているGoogleは実に賢いと思うが、同時にtwitterみたいな軽量なメッセージングの仕組みが出てきているとなると、メールを持つことが重すぎる考え方になる時代が来るのかもしれない、とはふと思った。
スパムフィルターを改善するのは、サーバコストの節約という面でも理にかなっている。この利害関係が一致している限りは延びていきそう。
ところでgmailをASP提供している会社の社長や社員のメールってgmailに置いてるのかな。
Google がメールを押さえたのは、単にそれがメールだったから、だと思いますよ。つまり「最古の交信手段」であって運用手段が枯れ切っているから、です。ただ、枯れていた筈のメールに対しても、Google は広告を付与する方法を考えましたけどね。
で、Google は、押さえられるデータを増やすことに十二分に注力しているようじゃあないですか。つまりワープロや表計算ですけどね。あるいは映像もそうですかね。まぁクラウドを目指すんだから当然でしょうけどね。
Gmail って web mail には珍しく full ssl ですよね。たぶん全員預けてるんじゃないですか?
メールのスパムフィルタ、要りますかね? くだらん(失礼)動画を1本アップされた方がキャパシティには効くでしょうけれど、今はそれを買って出てる時代です。たかがテキストで、逆にコピーが沢山あるって事は、圧縮され放題ですよ。
つか、スパム云々の前に、言語振り分けして欲しい。
この考えってマイノリティなのかなやっぱり。