April 17, 2008
今、WebSig24/7で、アクセス解析についてのイベントを実施する予定で調整しています。
5/24開催です。(正式な告知は多分、一ヶ月前の4/24前後に出すと思います。)
現状決まっているスピーカーは、gihyo.jpで連載も始まったあんけいさんにお願いしています。
The Analytics──誰のためのWebアクセス解析か?:第1回 Web解析には道具(ツール)がある|gihyo.jp … 技術評論社
今日、その打ち合わせをしてきたのですが、なかなか面白そうですよ。
どうなるかは募集開始をお待ちください。
ちなみに僕個人の思いとして、大手企業の案件とか、もしくは二次請け、三次請けの制作者、開発者は、自分が関わっている案件のアクセスの状況って知らないケースが多いのではないでしょうか?
よくWeb制作者が疲弊しているみたいな話を聞くんですが、一つに請け負い仕事の場合に、本当にWebの楽しさを感じながら仕事をできているのか?というところに疑問があったりします。
やはり「Webの楽しさ」とは、「どれだけアクセスされているか?」を知ることができる、ってのにあると思うんですね。mixiのあしあとがどうにも気になるってのと同じで。
しかし、僕が以前いた会社がそうだったのですが、アクセス解析に興味すらない人は多かったですね。適切な知識、興味を持っていないってことだと思います。
また自社のWebサイトすら作りっぱなしで、ちゃんと管理してないところが、アクセス解析に対する知識を持ってるのか?という話でもあります。普段、外向きに商売してると、内向きの話に目がいかなくなるんですよね。
「仕事はお客様に納品したら終わり、もう自分は関係ない。ほら、そんなこと言ってないで次の仕事!」とか思っていたら、Webの楽しさは味わえないまま次の案件をやっていることになってしまいます。
その割に仕事は沢山、短納期で深夜まで残業、一体何のために仕事をしているの?!それでモチベーションが続くとは思えません。
顧客のインターフェースとなるディレクターや営業が、アクセス数に対する意識、知識を持っていない会社も同じですね。
本来、社内のデザイナーやマークアップのスタッフに、適切な成果をフィードバックして、喜びを分かち合ったり、ダメなところは何故ダメなのか?というのを共有していくことで、仕事の喜びを感じたり、もしくはレベルアップに繋がっていくハズです。
アクセス数の絶対値ではなく増減の割合は、とりわけ、そのページの評価ということになります。もし全くコンテンツを変えてないのに、デザインの修正だけでPVがあがったり、直帰率が下がったりしたら、それはデザイナさんの実力が高いということですね。クライアントが満足して終了!も良いのですが、その先にいる訪問者がどう思ったのか?ってのは知った方が良いと思うんですね。
またアクセスログを持っている、お客さんの側も適切なアクセスログの活用法を理解していなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
クライアント、プロデューサー、営業、ディレクター、制作者、開発者
みんな適切にサイトの成果を共有できたら良いなと思っています。そこで誰が悪い、とかじゃなくて、誰かがうまく行くように提案できるようになると良いと思います。
体に例えるなら末梢神経まで、適切に血が通うような感じで、プロセス全体で良い悪いの評価を共有するためには、それ以前にアクセス解析に対する適切な知識が必要だよなぁ、と。
そんなところを今回行うイベントでは、考えるきっかけになったらいいなと思って話をしていました。
今回、話を聞くとアクセス解析とは、単一ページのPVのような点で見るのではなく、どのメニューをクリックしたか?みたいな動線を重視した線や面で見るという話も出てくるんじゃないかなと思っています。僕はそこを楽しみにしています。
なおmixiで恐縮ですが、今、WebSig24/7のコミュニティではアクセス解析についてのアンケートを実施しています。
今のところ「自分でアクセス解析を数字で把握して分析できる」という優秀な投票が上位になっているのですが、本当かなぁ?!なんて思っちゃったりしています。
本当かなぁ?ってのは、決して回答者が嘘をついているとかそういう意味じゃなくてフィルターにかかっていて、関心がないとか、自分は対象外で答えない制作者ってのが結構、いるんじゃないかな?という僕の経験から仮説を置いています。
本当は、もっと「利用したことはない」とか「口頭で」とか「教えてもらえない」が増えても良いんじゃないかと思ってるんですが、どうなんでしょうか?違いますか?
違うなら、是非、アンケートへ!
もしmixiアカウントをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非、アンケートにお答えください。もしよろしかったら、仕事での役割、立ち位置などをコメントに残しておいていただけると大変ありがたいです。