March 09, 2008
これネタというか冗談だよね?
昨日、会社で、上司に辞意を伝えた。
精神的に追い込まれ、もうどうしようもないと思った。
仕事は最高ではないけど、うまくやってたつもりだった。でも、上司の望む結果は得られなかった。
RTMを使ってGTDもやった、GCalを使ってスケジュール管理はきっちりしていた。(Gmailは職場のPCからはアクセス禁止だった。)
もうすこしで心が折れそうなとき、やっとわかった。
結局、技術だけじゃしあわせにはなれないんだ。
lifehacksはツールでしかない。技術とは、それを生み出すところや、もしくは既存のツールを利用して新しい何かを作るところにノウハウとして宿るんだ。人が作ったものを利用してるだけ技術は、本当の技術じゃない。
ツールを使う人は「ユーザー」であって、クリエイターではない。
lifehacksと言えば百式の田口さんだが、田口さん自身がツールを開発し提供するのは、lifehacksのユーザーとして一流だからこそ、自分もクリエイターでありたいと思うからなんじゃないかと思う。
まさか同じような文脈で本気でemacsを使わないと一流のエンジニアになれない!とか、Subversion使わないとダメ!とか思ってる人っているのかなぁ…。
ガンダムがアムロを成長させたように、ツールや環境が人を育てるってのはあると思うけど、だからといって、それ以外のところに技術がないわけじゃないので、全体的には特定のツールに依存するだけが正解ではない。
もちろんイケてる流れに参加するってのは大事だと思うけど。
例えば秀丸しか使わない、ソースコード管理システム使いません、という環境でソースコードのコンフリクトが起きないようにするのもまた一つのチーム運営ノウハウ。何かの事情があってSubversionが入れられない時に、それを言い訳にするのは違う。
アムロはアムロで特異的に育っていったけど、じゃぁ、明らかにそういう環境に恵まれなかったランバラルが一流じゃなかったと言えるだろうか。(もちろん、ニュータイプになれるか?という意味ではない)
以上、技術という言葉だけに釣られてみました。
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