February 24, 2008
RSSがマニア向け過ぎてイケてないんじゃないか?という話がありますが、僕のRSS利用法を紹介してみます。
まず、この業界に多く見られる「勤勉でマメな賢い人」は、RSSリーダーを活用しているし向いているなと思います。
僕はその辺の勤勉さが劣っていて、毎日情報を見続けるという行為が苦手です。
twitterが良いなと思ったのも、コミットの仕方が薄くて楽しめる「ちらし感」が素敵だなと思ったのが理由です。ゆるい、って言葉ともちょっと違う感じ。そういう感覚があるこそモバツイを作ったと言っても過言ではないかもしれません。
ただ、それだと情報を見逃してしまうことが多く、特にちょっとした言論系のblogは、googleなどで後から探すのは難しいなどの経験則から、ゴミの少ない検索エンジンが欲しかったので、後々、自分が興味あるであろう情報だけをさくっと調べられるように以下のサイトを作りました。
要するに僕が購読しているRSSフィードだけを一覧表示したり、検索できるようにしたものです。
もちろん公開されているものなので、僕以外の方に活用いただいて構いません。前に、はてブで見たあれはなんだったけかなぁ?!と探せなくて、お困りの場合に思い出していただいて、情報検索してもらえばと思っています。
検索結果は普通の一覧表示ではありますが、autopagerizeや、Operaの自動ページングを前提にマウスをひたすら回すとか、スペースキーをひたすら押せば、どんどん情報が読めるということを意識したシンプルなインターフェースにしています。
こういう自分フィルターを基準として、勝手に情報が集まってくるという考え方はとても好きです。
RSSリーダーも自分フィルターで情報を集めるものですが、RSSリーダーは閲覧を重視しているもので、どちらかというと「全部読む」ことが前提に未読管理などがされていますが、こちらはそういうものではなく検索を中心に置いているのがミソです。
必要になった時に検索すれば、何か出てくるだろうということを意識しています。ちょっと前に話題になった「RSS疲れ」みたいなものはここには存在しません。
僕の情報源は長らくはてなブックマークのホッテントリに依存していました。しかし、ある日、以前から見ていたブログを見なくなってしまったことに気がつきました。
例えば、橋本大也さんの「情報考学 Passion For The Future」を滅多に見なくなってしまいました。
ホッテントリを見ておけば、メジャーの人のヨサゲなエントリーはフォローされるからいいやと思っていたんですが、はてなブックマークもデータの総数が増えたので、埋もれてしまっているということなのでしょう。
むしろ海外情報のコピペとか、英語がどうとか、gigazineとか、わかりやすくテクニック系の情報が目につくようになったり、旬な人の話題だったり、そんなところに中心が移っているように思えます。
それはそれでスポーツ新聞を読むような感覚でトレンドウォッチとして重要なのですが、元々読んでいた読み応えのあるblogで読まなくなったのはマズイと気がついたときに、ちょこちょこ個別にblogのフィードを取得するように方針を変えました。それでも日記系を購読するのは苦手なんですけどね。
その他、自分がモバツイッターでメモした「OKUZASHIKI」なども検索できるようにしてるので、自分の気づきがここに集まってくるような機能もあるわけです。
まとめると、milkstand.net :: feed searchを使って、
・自分が過去に発信した情報(過去)
・自分が気づきを得てメモした情報(過去)
・自分が関心のあるサイト(今と過去と未来)
・ネットトレンド(今と過去と未来)
これらを自動的に収集して、気になったときに検索できるようにしておくというのが、僕のRSS利用法ということになります。この情報収集範囲を業界別に限ったら、結構面白いんじゃないかなぁ。
もっと業界特化型のバーティカル検索エンジンがあっても良いと思うんですが、どうなんでしょうか。