February 01, 2008
昨日、ある携帯向け占いサイトを経営する会社の株価が、他の携帯会社と比べて好調だという記事について、社内で話をした。
占いの携帯サイトを中心に70億円ぐらい売りあげて、公式サイト戦略なので、最近話題の携帯サイトのフィルタリングに関係ないので株が買われているという話だ。こう言う言い方もあれかもしれないが、占いでそんなに売上行くの?というのと、利益率が10%ぐらいで、ぼったくりというほどは儲けてなさそうで広告宣伝費が異常に高いのかなぁ?とか、そんなことを思ってた記憶がある。
その会社名は、それまで僕は一切知らなかった。昨日初めて知った。
今朝、電車に乗っていたら、山手線の占いコンテンツの画面の左端に小さく、目立たない色でその会社名が書いてあったのに気がついた。
これか!
今まで同じものを見ていたのに、まったく僕の意識に入らなかったのは、視界に入ってきた情報を解析するにあたって、僕の辞書にその社名がなかったからで、その社名が昨日、僕の辞書に追加された結果、視界の情報解析において、勝手に僕のセンサーが、その文字列に反応した。
イベントドリブン型で、視界の情報を、文字列であった社名とをマッチングする作業を脳がやっていたということだろう。
イメージだけど、イベントを立てるプロセスと、そのイベントを今、採用するかを決定するプロセスの2種類の工程があるように思える。
広告やPR、ニュースやTVに掲載されて認知を得ることは、例え悪いニュースでもメリットはあるというのは、こういうことなんだと思う。
逆に、どんなに頑張って情報を画面内に配置しても、まったく認知が得られてない(興味がない)ワードは、読み手の脳内でイベントが立たずにスルーされる、ということだろう。
ターゲットユーザーを絞って、そこに対してコンテンツを提供していく、というのは、そういう属性にとって興味を持ってもらう表現手段・・・コミュニケーション、提供する情報、キーワード、ビジュアル・・・を使って、高い浸透力を持ってして「キーワードを覚えてもらう」ためのもの、と言えるのではないだろうか。
その結果、スーパーでの売り場や検索エンジンやショッピングモールの検索結果で、選んでもらうきっかけを提供することとなる。
こんな話は、ブランドやらマーケティングの本には沢山書いてあると思うが、実体験として僕がある会社のアウトプットに気がつくプロセスをしたという記録を記しておくこととする。
ちなみに、この話を会社でして突っ込まれたのが、「じゃぁ山手線にはどんな占いコンテンツがあったの?」と聞かれて、僕が覚えてなかったこと。
社名が先にマッチして、そこで解析処理を止めてしまい、興奮したままmovatwitterにこのことを書きに行ったからなんだけど。基本的にうっかりもので、忘れごとが多いってのは、こういうのに気が付きやすいんじゃないかなーとはなんとなく思っていたりする。その分、既にこういうのに気がついて形にしてるであろうサービスを思い出して、すげーなーと思うと同時に、劣等感を感じたりもするんだけど。
もしかしてその会社てサイバードですか?超予想ですが…