January 27, 2008
1000px弱時代のWebデザインに、ユーザーの解像度の話が載っていたので自分も調べてみた。
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2008年1月分のF's Garageに訪れたユーザーの解像度(1/27調査)
1.1024×768(33.9%)
2.1280×1024(25.41%)
3.1280×800(13.27%)
4.1680×1050(5.48%)
5.1440×900(4.18%)
6.1920×1200(3.73%)
7.1400×1050(3.05%)
8.1600×1200(3.02%)
9.1280×768(2.37%)
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以下、全93項目にわたる
一番最初に、僕が注目したいのは全部で93項目もの解像度構成があること。
思いついたときにtwitterにblogのURLをあげているので、モバツイッター経由で携帯やW-ZERO3などからのアクセスが多いってのもあるのかもしれないが、非常に多様な解像度でアクセスされているので、解像度コンシャスで幅を固定してしまうとか、幅に依存した情報構成はとらないほうが良さげ、ということなのかもしれません。
とはいえ、ビジネスマターで、何かと何かで選択を求められたときには、どこかに基準を置くしかないと思うので、もしどうしようもない状況に追い込まれたときは、やはりXGA基準がベストということになるだろう。
(Flashのサイズとかね。RIAなら可変にすべきかもしれないが、映画サイトみたいな大きなビットマップを使うなら可変ってわけにもいかないだろうし。今は違うのかな、でも工数との兼ね合いもあるよね。)
もはやSVGAは、一時期のネットスケープのシェアを下回ってるので、忘れても良いだろう。というかSVGAを気にするなら、それ以外の解像度も気にしたほうがいい、つまり全方位にするか、XGA以上をターゲットにするか?という二択でよい。
受託で対応ブラウザの仕様を決めるときに、顧客の経験、知識が原因で、レガシーな意味でのSVGA対応を求められる場合は、それはもう忘れてくださいっていうのはアリ、そうではなくあらゆるデバイスからビジネスにつなげたい、という前向きな意識があるなら全方位対応したほうが良いでしょう、ということ。
その場合、デザインの内容や情報構成も注意してしかるべき・・・テーブルレイアウトは避ける、コンテンツ変換ゲートウエイにやさしいHTMLの論理構造にしてあげるとか。
逆に、XGA以上のリッチなコンピューターを使うユーザーにだけ体験して欲しいというのであればXGAに基準を取ればよい。
あと、大きな画面でデザインをしている人が忘れがちなのが高さ。
ワイド画面のノートPCは、幅が広くても高さがない。一つのブラウザを最大化するというより、複数のウインドウを切り替えるのに必要な余白を持てるというのが、この幅の画面の使い方ではないだろうか。
Vistaのサイドバーもその余白を利用していると言えるだろう。
ノートPCのワイド画面は、「ちょっと便利なXGA」として考えるのが妥当だと思う。