December 07, 2007
市場が広がってるなら、駆逐されてもOK。新しいのを作れば良いんだから。
市場が広がるのと、駆逐されるのとは全然、違いますよね。
それが、いわゆる「代替品」なのか「補完」なのかによっても全然違う。
キャズムを超えろ! より、
ケータイが進化すればiPodやウォークマンが売れなくなる....って本当か!?
>多機能なデバイスが進化することで、単機能なデバイスの市場が
>奪われる、というのは机上ではよく聞く話。でも実際のところ、
>単機能デバイスの強みってものは相当大きくて、そう簡単には
>多機能デバイスに取ってかわられることはない。
のレスで、
>名無し名無し 2007/12/05 11:34
> ワープロ専用機はほぼ消えたと思います
ワープロが駆逐されたのは、ワープロがオフィスドキュメント共有ソフトの一部機能としてパソコン+Offceが完全なる代替品になってしまったからで、デジカメと携帯は、機能面で見ると代替されてしまったデジカメもあるが、携帯が写真の楽しさを教えるという新しい市場ニーズを広げた補完関係とも考えられるのではないだろうか。
それぞれの適切な立ち位置にマッチする製品は売れ、そうでない製品は消えていくだけのことでは?!
あと単機能デバイスか複合デバイスかってのは、時代によって移り変わって、技術なりパーツなりが成熟してくると単機能デバイスが性能面でもコスト面でも、ユーザーニーズでも力を持つんだろうなと。
なお、ワープロが消えたときには、同時にPC98も消えてることを忘れてはいけない。
つまり当時は、Pentium + Windowsという技術の転換期に、古い技術のものが一気に陳腐化している。そもそもの状況の変化は無視できないだろう。
あと、UIの話で言えば、UIが向上すればマルチスーパーデバイスがとってかわるという、誰も実体を想像できてない希望論があるわけだが、一つ間違いなく言えることは機能が増えれば、絶対に一つは選択肢が増える。
だから、どんなにあがいても選ぶ手間が増える。
この数が増えることを単純に「複雑なUI」と表現する人も少なくない。
iPodが機能を減らして成功してるのに、なんで機能を増やして成功すると思えるのかって話でもあろう。
iPod touchを機能を減らしたMac OSXと考えてみるのも良いだろう。
そもそも1か2かというのは、逃れられない大きな差です。
ここを乗り越えられるUIなんて出てこないんじゃないでしょうかね。
思いつく限り、こっちの要望をKYしてくれるエージェント型ロボットみたいな感じになるか、TPOというシチュエーションを読んで、利用パターンを提示してくれるデバイスということになるわけだが、TPOを読むためのセンシングが、コストがバカみたいにかかって、なかなか難しい現実ではないだろうか。
今のところ、携帯で光の強さぐらいは常時検出して、液晶の明るさを自動制御したりしてるみたいだけど、映像で云々とか、音を感知して云々とまでとなると、きっとバッテリー持たないですよね。(音はなんとかなるのかもしれない。)
そういえば大学の頃、自動制御のロボットが人間の生産活動を完全に代替するには、コスト的に見合わないから永遠に無理という話を友達が言ってた。僕はそこまで見切った見方はしてないけど、僕が希望してるところもまた実体を想像できてない希望論である。