November 23, 2007
学生の頃、2年間ほど車で通学していた。往復70kmを渋滞の中、毎日通っていて、今からは想像もつかないほど元気だった。
途中に片側で3車線ある大きなバイパス道路があって、渋滞するとどの車線を走ることで、遅刻せずに一限の授業に間に合うのか?というのをよく考えていた。
一番目的地に到着するのは、最も右の車線か、最も左の車線を生かすことだ。
右か?左か?というのは、その先の道が右折レーンがあったり、左折渋滞するかもしれないと言うことで、つまるところ
「スムーズに走れないリスクの高い車線が一番早い」。
真ん中の車線は、右折、左折の影響は少ないので一番安定している。
結果的に一番車が集中する。車線が遅かろうと、待ってればいずれ通れるので、やっぱり一番車の数が多くなる。
高速道路と違って、追い越し車線が一番早いハズという単純なルールではないから、場所場所によって有利不利な車線は入れ替わる。
2年間も毎日走ってると、繰り返しの中から見えてくる何かってのがあって、
「人は常に安定を求めたがる」
「安定してるなら遅くても良いと思ってる人がいる。」
また、
「速く走ろうとリスクを取っても意味がないケースはある」
「やっぱりリスクを取った方が有利なケースもある」
URLは失念してしまったが、多くのエンジニアは変化なんか求めてないんじゃないだろうか?と言う話があって、上記の印象から言えば、
「そりゃそうだ」
と思うわけだ。「技術の変化を楽しむ人」と、「技術を使って仕事をしたい人」はイコールではないし、上記の通り、同じ枠の中でも、多くの人は安定を求めるハズだからだ。
なお、もう一つずっと走ってて気がついたこと、
「いくら頑張っても、平均時速にするとたいして変わらない」
ってのがある。これをどう捕らえるかって話は重要で、そんな中で差を付けるとしたら、ちょっとした毎日のストックが積み重なっていくことで、差を作ってるいくんだろうなと思う。これは完全に自分に向けての一言。
レバレッジの効く仕事をしようって話を実践したい人は大事な概念かもしれないね。レバレッジは、そういう構造になることってのは一番最初に大事なんだけど、ストックの重要さを意識して常に行動していくこともそれ以上に大事だからね。
しかし、これ自分がストック型で何かをやっていこうってのは難しいんだけどねぇ。それできてるんだったら、受験あたりから既に(ry...みたいなところもあるし。
しかし、こうやってブログ上で言葉で明示化してしまった以上、ちゃんと意識して生きていきたいものです。「がむしゃら」って言葉は良いね。
p.s.ただ真ん中車線を走る人も必要なんだよね。真ん中車線を走る人と、端っこを行く人がいるから道路が成り立つってことは忘れちゃいけないんだけどね。特に真ん中をいく人が抱く不満とか意見は普段表に出てこない。(SIerの親分のアレはそこのギャップか!)