November 22, 2007
オタクやサブカル好きを自認する人とか、はてなダイヤリーとかニコ動とか増田が好きなら多分間違いなくオススメ。ということで特にこの作品を知らなそうな20代以下の若い世代に送る。
僕が高校三年の夏。ロクに勉強もせずに友達が所属していた漫研に出入りしていて、そこで教えてもらったオタクカセットテープがあった。いわゆるMADテープとか、そういう仲間の一つとして印象を持っていたが、クオリティが高くて散々聞いた。「もやいだくん」のところは台詞を言えるぐらい聞いた。サティの「3つのジムノペディ」もこの作品で知った。
「ヤマアラシとその他の変種」という名前のアルバムらしい。
僕は、何故か「さかな」と呼ばれていたと記憶しているが、どうやら違ったもよう。他にあったのかな。覚えてないや。
これに収録されていたブルーライトヨコハマが僕の中で強烈な印象があって、僕にとってのブルーライトヨコハマはここに収録されているのがブルーライトヨコハマの印象なのだ。
つい先日、突然何を思ったかタイトルもわからないのに、爆笑問題あたりをキーにgoogleで検索したらリマスター版のCDで丁度再販するということではないか。しかも、販売メーカーさんがペパボが提供するColor me shop!proを使ってネット通販をされていた。こりゃもう運命である。買わないわけにはいかない。
11/23発売ということだったが、ちょっと早めの今日(11/21)に届いていた。予約後に販売延期で待たされたが昨日振り込んだら今日届いた。早っ。
今まで「漫研の友達からもらった謎のテープ」だったが、出演者の情報を見て、これが如何にスゴイ作品であるかを知ることとなった。
当時は爆笑問題ぐらいしかわからなかったが、今や「あっち系」では誰もが認めるタレントばかりだ。
僕のただの思い出のCDではなく、みんなにオススメしたい理由はここにある。
以下は作品紹介文
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総合プロデュース:ケラリーノ・サンドロヴィッチ、音楽プロデュース:鈴木慶一 によるめちゃくちゃ豪華でめちゃくちゃくだらない幻の作品が、リマスターで遂に再発です!!
紙ケース入り、約50ページのブックレット付。
[作品紹介]
1990年に東芝EMIから発売。コントと楽曲を収めた、いわゆる「スネークマン・ショー」方式のオムニバス。
比率としてはコントの方が多いけれど、鈴木慶一氏の凝りに凝ったサウンド・エフェクトがたまりません。楽曲も、各アーティスト入魂の一曲!といった名曲揃い。
また、アルバム参加者は今となっては信じられない顔合わせ。
大人たちが真剣にくだらないことをやっているこの素晴らしさを、とくと味わってください!!
『必ず、ヘッドフォンで、お聴き下さい。』
[出演者]
劇団健康(ケラ、犬山犬子、みのすけ、三宅弘城、他)
大人計画(松尾すずき、温水洋一)
斎木しげる
ビシバシステム(住田隆、西田康人)
松尾貴史
[音楽参加者]
あがた森魚
遠藤賢司
大槻ケンヂ
桐島かれん
ケラ
高橋佐代子
知久寿焼(たま)
ちわきまゆみ
西村知美
THE BEATNIKS(高橋幸宏・鈴木慶一)
パンタ
福富幸宏
ブラボー小松
巻上公一松尾貴史
久住昌之(作詞)
[アート・ディレクション]
信藤三雄
[カバーイラスト、脚本参加]
吉田戦車
[脚本参加]
天久聖一
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「お好み焼き」は衝撃的!
ただね。このアルバム、無名時代の爆笑問題が出てたんだけど、再販CDでは完全に差し替えられてるようだ。
廃盤前の情報をWebで調べると、2曲目の西村知美と大槻ケンヂが歌ってる「ヤマアラシ嗜好症」に出てくる漫才師が爆笑問題だそうだが、明らかに違う人になってるし、肝心のブルーライトヨコハマが一番フィーチャーされていて、太田が脚本を書いたらしい「昼のラジオ」は丸々カットされてる。
爆笑問題も大きくなりすぎたってことか。寂しいなぁ。
爆笑問題が出ていなくても、大人計画、大槻ケンヂ、松尾貴史、吉田戦車などのキーワードでピンと来る人には、是非ともオススメしたい。
ヴィレヴァンあたりにはすぐに並んでもおかしくない。
ブリッジ (2007/11/23)
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