October 14, 2007
東京FMは、昔から好きなFMラジオの放送局だ。
個性的な番組が昔から好きで、特に車ではCDを聞くかTokyoFMを聞くかのどちらかだ。
昔は、永作博美の番組でアイドルとは違うところが見えたり、
NEC提供のパソコンのラジオ番組では、パソコン通信での知人がパソコン博士として、番組の中でWindows95のダイアルアップについて、とか、インターネットエクスプローラーやメールについて解説していたり、
桑田佳祐、福山、ユーミン、山下達郎の土日のセットはもはや定番だし、
最近は、土曜の夜中に、松本人志が流れていてびっくりする。
土曜の夕方5時はAvanti、いずれうちの社長もでるんじゃないか?といつも楽しみである。
以前、KNNの神田さんもpodcastingネタで出ていたし、サイバーエージェントの藤田社長も創業時の苦労話を話されていた。
そんな中で、最近、よく聞いてるのは、「あ、安部礼司」
番組紹介としては、以下の通り
この物語は、ごくごく普通であくまで平均的な35歳の安部礼司がトレンドの荒波に揉まれる姿と、それでも前向きに生きる姿を描いた勇気と成長のコメディである。
日曜の黄昏時、若さと渋さの間で揺れるナイス30'sのアナタに贈る『鼻歌みたいな応援歌』を、ツボな選曲とともにお楽しみ下さい!
いわゆるラジオドラマなのだが、30代にとって懐かしすぎる選曲でついつい引き込まれる。安部礼司の携帯着メロは、BOOWYのマリオネットだ。そして、主人公 安部礼司の恋愛ストーリーが楽しくて、ついつい聞いてしまう。
23歳で結婚した身としては、「おとなのときめき」を経験していないので、とても羨ましく、犬の散歩をしながら、最近買った携帯についているFMラジオを聞きながら45分間楽しんでいる。(ワンセグなんか見たことない。FMラジオのアプリが、アプリボタンの一発起動ショートカット起動に設定されている。)
Webのサービスにせよ、ベビーブーム世代にせよ、「人が集まっている」ということは、何事にも代え難いパワーとなる。
この番組が、このコンセプトで存在しうるのは、当然、ベビーブーム世代をターゲットにしているからだろう。
ベビーブーム世代は、競争が激しく鬱陶しいと思っていたが、マーケティングのターゲットにされやすいということにある日気がついた。
そして、結果的に僕らの世代がピークだったと思われるものも沢山ある。
ガンダムやウルトラマンが未だにやっていて、オリジナルがなかなかでこてないのもそうだし、いろんな街中のスポットも気がつくと閉鎖されたり、いろんなことができなくなったり(魚釣り場所とか、ドリフト会場とか、夜景スポットとか、バブルの頃のナンパスポットとか)、テレビゲームだって、やっぱりピークは僕らが10代から、お金を自由に使えるようになった20代前半のころでしょう。
客観的に、いろんなものが子供の頃から進化していないなぁとか、大事なモノがなくなっていったなぁって思う世代なんじゃないかと思う。
だからこそ、安部礼司のように、今と昔をうまくミックスしたようなネタが生きていると思うし、昔の曲がラジオで聞けるんだろう。
僕が最新の携帯電話でFMラジオを聞きながら、安部礼司を楽しんでいるのも例外ではないと思う。
そんなところを思いつつ、是非、30代にはオススメしたいラジオ番組であります。
今は結構、30代には楽しい時代だと思います。