August 26, 2007
だからこそ、自分の思いを伝える努力をしなくてはいけない。
上司が考える。「部下は、こういうことをわかってくれない」
担当者が考える。「上司や周りの人は、自分の思っていることをわかってくれない」
お客さんに考える。「お客さんは、Webのことをわかってくれない」
blogでもめると考える。「なんで他の人は、自分が思ってることを理解してくれない」
こう考えると良いと思う。
「そのことを考えているあなたが、そのことについて一番考えている。あなたが今考えていることの先頭を走っている。だから、まだ周りはついてこれてない」
自分がたどり着いた結論が、いくら最適だと思っていても、他の人はそのことについて置き去りだ。
さもすれば情報の変化を与えると、変化に対する逆起電力が発生して、現状の安定を維持したくなって否定に走ってしまうのが人間というものだし、そもそもその変化の内容が、自分の権限範囲を超えていることもある。
だから、変化の結果だけを伝えて、自分の思い通りになると思ったら大間違い。いらぬ反発を食らって、最悪の場合、思ったことが実現できなくなることも。
ありがちなパターンは、上司に伝わらなくて否定された、とかね。
だからこそ根回しだとか、報告、連絡、相談というのが必要。
同じ結論を共有するためには、あなたが考えたプロセスを共有する努力をしなきゃいけない。
そこで同じ時間だけ悩んでもらうわけにはいかないので、手短に自分が悩んでたどり着いたストーリーを説明する必要がある。
そして同じ答えを共有してもらうように導くことで、あなたはやりたいことができるようになるだろう。
ここには話を伝えるテクニックなどが必要になる。
自分が思ったことが伝わらない、自分のやりたいことが周りに反対される場合には、このスキルを磨く必要がある。
一番のオススメは、そういうことはなるべく早くに相談してしまって答えを導いておく(もっと良い結論を生み出す可能性も含め)というのは大事だと思う。
結構、面倒くさいんだけど必要なのよね。
まぁ一番大事なのは、自分の権限範囲や守備範囲を超えるか超えないかの匂いをかぎ分けることだったりしますね。ここを読み違えると、結構反発大きいですから。