August 10, 2007
無駄なコストを生む、危険なアドバイス
「URLがcgiだと、検索エンジンにひっかからないからStaticにHTMLを書いた方が良いよ」
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それ、せめて対象となるサイトを、ちゃんと検索してから言ってほしいなぁ。
かるーく調べたら、ちゃんとインデックスされてるじゃん。
検索エンジンにインデックスされることと、特定キーワードで上位に表示されることの違いがわかってないのはイクナイ。
そのサイトだけしかないユニークそうな文字列をコピペしてgoogleで検索したら、ちゃんと一位に出るんだから、あとは文章やサイトの重要度の問題っしょ。
たった一行、検索ボックスに入力するだけなんだから、それぐらい調べてからアドバイスしたら?、と強く思う。
cgiだと検索不利ってのは、クローラーの無限ループ回避処理にひっかかって、全てのURLがインデックスされないかもしれない、という問題でしょ?(あ、この辺詳しくないです。)
それはURL仕様の程度問題であり、2〜3個のパラメータで制御されている限りは問題がない。
参考:「動的URLも静的URLと同様に扱う」 - Google Matt Cutts氏
まぁしいて言えばURL自体がSEOの対象になるという部分だけど、そこを指摘してるわけじゃないし、直線横並びのたたき合いレベルで、本当のせめぎ合いになったらハナ差が生まれるか生まれないかぐらいのレベルで効いてくるかもしれないけど、それより先にやるべきことが沢山あって、完全に枝葉の話だろう。(むしろURLを使ったSEOは動的にURLを生成する方が安全だと思う。)
参考:【連載】久米社長インタビュー(3/4) 「流行るネットショップ4つの条件」
ECの世界はSEOに対する関心は異常に高いが故に、都市伝説に基づく話が適切な指摘とごちゃまぜになってしまっていて、どう信じて良いのかわからないことが結構多い。
まぁそのcgi自体がサイト構造的にダメダメで、商品詳細ページが別窓(しかも小窓扱い)になっていて、検索エンジンから直接商品ページに来ると、元のページに戻る方法がなくて初心者じゃなくても使えないとか、なんとかしたほうが良いのは間違いないので、それを使いつづけるぐらいなら、WebのプロがSEOも意識して作っているネットショップのASPを使うことをオススメしたいわけだが。プライベートはあくまでプライベートなので(謎)、微妙な境界線がありまして、なかなか言えないものなのです。