July 03, 2007
僕と結構考え方が似てるな。さくさくっと読めた。面白いっすよ。このblogを読む人なら絶対オススメ。
以下、思ったことをつらつらと。
扶桑社 (2007/06/29)
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B2Cの企業がB2Bで成功しないという説。かなり同意です。要は企業って、ビジネスモデルというお金儲けの方法を前提に、その集団にとって「いちばん良いやり方とは何か?」を模索する組織だから、うまくやっていけている間は、向いてないものは向いてない、ということ。そこで目先を切り替えるだけのリソースや手間もかける気にはならないもんです。
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この本と一緒に、島田紳助の本も買ったんだけど、こっちはあまり面白くなかった。正確には面白かったんだけど、ものすごくTVでよく見る紳助っぽかったのが残念。こっちにも同じような話があって、プロとしての常識が邪魔をするという話。多分、プロの常識自体は間違ってないし、経験の中から作り上げてきた、「一番良いやり方」なんだけど、そこの枠を超えたい人には、その枠が邪魔以外の何ものでもない。さらに、その枠を超えたところに、彼自身が成功してきた道があった。
幻冬舎 (2007/05)
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感動しました
サイドビジネスのすすめ?
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僕は、ネットの影響力って、今でもたかが知れていると思っていて、ある種の井の中の蛙感がある。
だから、クチコミマーケティングとかも、「ふーん」とか言って見てるほう。ネットのクチコミマーケティングが影響があるのは、まさにネットにアクセスしている人たちに親和性の高い商品。お金を出す側もネットに親和性の高い人なんじゃないかと思っている。そこが何万人もいれば、ネットマーケティングは重要だけど、そうでない人たち向けの商品は、インターネットでやってもあまり効果がない。今のところ。(僕は、この状況を、なんとか逆転させたいと思ってる派)
現状のネットの「あがり」は、本を出すかTVに取り上げられるかのどちらかだと思っている。つまり、マスメディアの方がネットを意識して、取り上げることで、ネットの情報は大きく増幅される。ネット上のニュースも、マスメディアさえ取り上げられなければ、大した問題にならないことが多い。
ネットで募集しているセミナーやイベントに出ている人の履歴を見てごらん。キーポイントとなるのは大学名か会社名か著書名だから。そこに社会の権威があるということ。
日経BPのサイトに、はてなブックマークのボタンが追加されたときには、それ違うだろ、と思った。各種メディアも何もCGMにこびへつらう必要などない。一次メディアは一次メディアとしてのプライドを持ち続けておいてください。こっちで勝手にやるからスクレイピングできるようにHTMLとRSSぐらいは公開しておいてください、と。
apiを公開してくれるに超したこと無いけど、apiはあくまでも集客の手段ですから、ご利用は計画的に。
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最近はblogの書評がアテにならないと思っていて、2003年とか2004年よりは明らかに趣味があわないなぁと思っている。というか、なんか昔に比べて書評減ったよね?僕がはてなフィルターばかり見ていて、見つけられなくなってるだけ?
いずれにせよ最近はネットで情報を仕入れても、即アマゾンでは買わないようにしている。
一旦、マイカラメルのブックマークに保存してみたりして。
そして実際に本屋に行って、まだ僕が覚えていたら本を見て買う。もしくは、そこで見つからない場合だけネットで買うことにしている。
ネットで見て、お店で買うことを努めてやっている。アマゾンから送られてくる段ボールが明らかに邪魔くさい。資源の無駄遣いというか、捨てるの面倒なんですよ。
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で、最近クチコミ狙いのblogマーケティング実施者にお願い。bloggerに、まだ発売日前の本の書評を書かせるのやめてもらえませんかね。(もしくはレビューワに、ちゃんと未発売の旨を書かせて!)
影響力の大きそうな特定の人に献本して書評書かせて・・・場合によっては献本の希少性や選民的なところを訴えて、アマゾンの予約で順位を釣り上げて宣伝するパターンだと思うのですが、そこはそれ素人blogの信用力ってのを踏みにじっていると思っていて、所詮、素人が書いてる記事なんだから、もう普通に本屋に売ってると思うじゃないですか。
わざわざ、その本のために本屋に行ってみたら売ってなかったりするわけです。慌ててモバツイッターのgoogle検索で調べたら、まだ発売してなかったりして、がっかり、とか。あぁもうそんなマーケティングやってる本いらね・・・と。(これは感情論)
今回の本は、ちょうど発売した次の日だったので買えて良かったです。(二件目の本屋さんだったんですけどね。)