June 22, 2007
先週の土曜日 6/16にminiturboさん主催のモバイル勉強会でしゃべらせてもらいましたが、その資料を公開します。
他の人がテクニカルな話が多い中、精神論的プレゼンをしてしまいました。
とにかく既存のPCユーザーにもモバイルをアクティブに使っていくシーンを増やしたいと思っていて、ユーザー層を広げていくことで、エンタメ主体のモバイルの世界が、より多様性のあるモバイルシーンに変わっていくハズだと思っています。
でも、とりあえずは、こんな奴もモバイルサイト作ってるんだよ、って皆さんに知っていただくのが重要だと思っています。
僕が研究していきたいこととして、「実世界指向プログラミング」というのがあります。
「実世界指向プログラミング」とは、PoBoxを発明されたり、本棚.orgを作られている増井俊之さんが1999年に提唱されていた概念で、PC上でデータを入力したりするのではなく、実世界のデバイスの利用シーンの中で、コンピュータを意識することなく、なにがしかの手続きを完了し(プログラミング)、それによってコンピュータのアクションが動作すると言う考え方です。
いわゆる「ユビキタス社会のコンピューティングのあり方」と言えばわかりやすいでしょうか。
そもそも僕は電気制御の出身なので、現実のアクションとコンピュータとを組み合わせて何かを実現するってのは精神的に専門分野なので、これをMovaTwitterとなんとか関連づけられないか?ということを考えて作ったのが今回の発表資料です。
ところがまだ、そこで活躍するようなデバイスはそんなに存在しません。今のところ携帯のGPSの入力に応じてアクションを起こすというのが一番近いイメージです。最近は、増井さんが以前在籍されていたソニーCSLのPlaceEngineが注目ですが、そこをMovaTwitterでも突き詰めていけないか?と言うのが発表の趣旨でした。
MovaTwitterでは「イマココ」という機能で、GPSの位置情報から住所をTwitterに投げることができます。
これによって、自分の居場所の情報を共有できるわけですが、実世界指向プログラミングでは、さらに、もうちょっと話を進めて、ユーザーがGPSの情報を送る時に、なにかしらのアクションを設定しておくと、それに基づいてコンピュータが裏側で何かをしてくれる、という仕組みを作っていくことになります。
この辺を今後、MovaTwitterの機能拡張性の方向にしていきたいと考えています。
もちろん突飛な機能を実装するのではなく、twitterという、多くのクライアントツールを使っている人の間で情報が共有できる、という大きなメリットを生かす形で、ツボをついた機能を考えていくことになります。
あと、モバツイのドメインを変えようかなーなんて思っています。既にドメインは設定済みで、以下のURLのどれかでMovaTwitterにアクセスできます。
tw.f-shin.net (現状)
movatwitter.jp (これに変える作業中)
ツイッター.jp (転送アドレス IE6不可)
モバツイッター.jp (転送アドレス IE6不可)
## もちろんtw.f-shin.netでのアクセスは残します。