January 29, 2007
リンクベイティングという手法が話題になってましたね。これってはてブ衆愚化とか言ってたときにイメージしていたエントリが、だいたい、こういうのが当てはまる奴だったりしますね。
驚くほどリンクが集まる「リンクベイティング」に世界中が釣られているより、
1. 情報提供で釣る
2. ニュースで釣る
3. 反対表明や攻撃で釣る
4. ユーモアで釣る
5. 煽りによって釣る
6. レビューで釣る
gigazineじゃん!みたいな。
テレビ番組の存在ってこれそのものですよね。先週、新しい映画公開に関連して、周防監督がテレビにでまくってましたが、情報提供だったり、バラエティ(ユーモア)だったり、映画の内容で煽ってみたり、番組毎のコンセプトと話題の内容をエサにして、お客さんを釣るという手法ですよね。それこそがテレビ番組によるPR手法。
でも、みんなの時間そのものも、単位時間に処理できる情報量も有限なので、それ自体は悪いことじゃないし、何よりこれはバズを作る手法そのものです。
つまり人の心に優先的に入り込むための経験則って奴ですよね。
古くは東スポの見出しじゃありませんが、別に新しい手法でも何でもなくって、用語をつけてまとめたってことだと思います。
この言葉の意味すること自体、↓の本に書いてあることと何も変わらないです。
ダイヤモンド社
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事例も豊富で分かりやすく、とても素晴らしい本です。
この本によると、こういうバズマーケティングが通用するためには、「商品が本物」であること、という条件がついています。多くの人が気にする「とはいえ、内容がついてこなければ意味がないよね」って話と同じなんですよね。中身のない釣りばかりしていてもblogそのものの評判が長続きはしません。それと同じです。
で、こういうのをblogでどうやって使うか?というと、自分の性に合わない人は使わない方がオススメ。
もしこれをやることが自分の身の丈にあわないとしたら、こういうのを考えてること自体が、はてブを意識しすぎた、むなしいblogエントリーになってしまう可能性はあるので、こういう手法は素で使えるようになるまでは無理に考えない方が良いです。素人お断り(w
何よりこれって仕事のテクニックだと思います。だってgigazineさんってプロでしょ?
僕は、基本的には意識しないようにしています。たまたま、そういう話になったときにはそういうニュアンスの文章になってることは否定しませんが。
でも確かにこの条件にあてはまるネタのときにしか、5人以上のブクマはされないかもしれませんね。だからブクマ数が多いエントリー程、僕にとっては微妙な心境のエントリーであることが多いですね。反対表明とか煽りとか。
要は他人の尻馬に乗っている感があって、あまり嬉しくないことが多いんですが、いずれにせよ書きたいことを書く。それだけじゃないですかね。blogの楽しさって。