January 27, 2007
fladdict.netさんにレスしようとしたら、なんかエントリーIDが見つからないってエラーが出て投稿できなかったので、こちらに書きます。
iPhoneは携帯でも音楽プレイヤーでもないし、Appleは家電屋じゃあない
だからWiFi、GSM+EDGE、Bluetoothも通信セントラルとしてのものであり、電話も音楽プレイヤーも、iPhoneにとってはプリセットのウィジェットにすぎない。。単に家庭で最もパーソナライズされたアイテムである携帯電話が、個人個人がそれぞれ所有するUIセントラルの器として選択されたにすぎないのではないかと考える。
直接なレスではないのですが、携帯電話のマーケティングの話で、
「携帯電話とは、電話という名前をつけた無線機である」
という話を何かの本で見たのですが、それと同じ理屈で、アップルのようなメーカーにとって家電とか電話ってのは、人の心に入り込むためのメタファ(たとえ)に過ぎない、とは僕も思います。
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結構、こういう考え方は重要ですね。
それがインターネットですべてが繋がるって意味なんだろうなぁ・・・って。
そうか!!
iPhoneの発表後、電話屋さんはおおむね冷ややかな印象という話を聞いたし、Web上でもそういう意見を見かけたんですが、
つまり、「畑違い」と思われてるんだ。
こと「電話」「家電」という世界からすると、アップルは人間とは違う格好をした宇宙からの侵略者なんですね。
問題は、これがアップルの妄想で終わるのか、既存の業界が、自分たちの「かくあるべし」によって「イノベーションのジレンマ」的になってしまうのか・・・つまり、自分たちの「当たり前」が既存の消費者には、実は不可欠なニーズとして認識されず、不完全で革新的な製品にシェアを持って行かれるのか・・・そこの戦いですね。
要は野球で言う新庄ですよ。新庄は最後に記録を残した。
アップルは記録を残すのか、記憶を残すのか。
繰り返しますが、それが結果論にせよ、無意識にせよ、携帯電話は本当に無線機を売るためのマーケティングのために「電話」という名前をつけた、と仮定すると・・・・。
p.s.アップルって本当のベンチャーですね。