December 02, 2006
思わず、骨折したユーザーって、どういう使い方してんの?…とか思ってしまいました。。。
別に暴走系の事故とかじゃないんですよね?
【新聞ウォッチ】トヨタ セルシオ、ドアの欠陥で重傷事故>
>トヨタ自動車の高級乗用車『セルシオ』で、
>ドアに指を挟まれて手の指を骨折するなど
>重傷を負う事故が発生したことが明らかに
>なったという。
>記事によると、半ドアの状態からドアを自動的に
>閉める補助装置「イージークローザー」の作動により、
>ドアに指を挟まれるなどの事故が2000年9月以降、
>全国で18件起き、うち9件は手の指を骨折する重傷を
>負った事故だったという。同様の補助装置は
>メルセデスベンツやBMW、日産などの高級車にも
>装備されており、国交省は調査に乗り出したという。
品質と安全はトヨタはすげー細かいハズで、別に安易にこういう機能をつけたというわけではないと思うのだが…、ただ商品企画のレイヤーは他社との比較表大会だろうから、案外、内部でも、それみたことか!なのかもしれないな。
じゃぁ、MPVなどに搭載されている自動開閉ドアに挟まれて怪我する人はいないのだろうか。
メタファの問題というか、明らかに自動ドアなら問題ないけど、あと数センチの半ドアだと、うっかり挟まれる人がいるということ?
あと、これ「装置」だから問題になるんだけど、車の通常のドアに挟んで骨折してる事故は毎年、何人いるのかな。
要は、冒頭に書いたとおり、半ドアから指を挟まれるなんて意味がわからんのです。きっと、放っておいても骨折してる人達は年間一定数いるんでしょう。
たまたまこの装置を経由して骨折しただけならば、それは装置とは無関係でカウントされている、という人もいるだろうから、そこが気になります。(数字は一人歩きするから怖い。)
車は安全装置として、車が自動制御されるような機能が実装されつつあるが、「衝突を防ぐ機能が実装されているのに事故が起きた」ときに、本来なら完全にユーザーの責任になっているところが、自動車メーカーのせいなんじゃないか?と、切り分けが難しくなる。
実際、ABS(ブレーキを強く踏んだ時にタイヤをロックさせないシステム)が出たときも、結構問題になりましたよね。
まして車は、ユーザーの運転と物理法則に強く依存するものだし、制御もブラックボックスだから、一度疑い始めるとキリがない。
多分、こういうときにあらぬ疑いをかけられないようにするのは、結局、日ごろの品質管理と信頼なんだろうなぁと思います。
ユーザーは不安になったときには、事実がどうあれ、その人が一番不安になっている部分を最初に疑いをかけます。
これは人間関係でも同じで、この人信用できない、と思っていると、まずその人をつい疑っちゃうんですよね。本心が見えますし。
つい何週間前かのガイアの夜明け見てて納得した一言として、カローラの不良率が1/10万だと、本当にトラブルが起きるからダメだ、というトヨタの生産の方の意見。
なるほど。
アップルの人にも意識して欲しいところである。