November 03, 2006
子供の頃から競争が激しいと言われ、新卒時はバブルがはじけた直後の厳しい就職活動。損した気分で育った我らがベビーブーム世代。
それらを取り戻すが如く、30歳を超えたら一転、消費のターゲットへ。
今は素晴らしきかなベビーブーム
大人になったら欲しいと思っていたものが2つある。
一つはアウトランの筐体を家に置くこと。
そしてもう一つは、ラジコンの「マイティフロッグ」を手に入れること。
小学生の頃、同じくラジコンを欲しいと思っても、お金持ちか否か、家庭の序列としてあったのが、
マイティフロッグ > ホーネット > グラスホッパー
マイティフロッグを横目で見ながら、自分はグラスホッパーが限界。
トータルコスト2万円の壁。
マイティフロッグは、美しく攻撃的なポリカーボネートのボディライン。フレーム状のシャーシと、スパイクタイヤによる筋肉質感、それでありながらピンクと黄色が強く心に残る遊び心のあるデザインバランス。その後、タミヤが出してきた・・・後のミニ四駆に繋がる・・・プラスチックを多用し、カラフルでアニメ調のまとまったデザインには見られないリアル感、機械感。
セクシーという言葉がぴったりだったと僕は思う。
いわばマイティフロッグの頃までのデザインや作りがファーストガンダム。それ以降がZガンダム以降のガンダム・・・と言うと、何故マイティフロッグが良いのか?というのを間接的に理解してもらえる人もいると思う。その中で、マイティフロッグは、「シャア専用ザク」や「ガンダム」のような立ち位置だったように思える。
大人になってからオモチャ屋さんに行っても、間違って在庫が残っているマイティフロッグがないかと探したものだ。
しかし、実際に売っていたとしても作る時間はないし、ポリカーボネートのボディを二色に塗り分けるのもなかなか難しい。値段的にも現実的に手に入れるのは無理と思っていながらも思わず調べてしまうのだ。
そんな大人に向けて出たのが、プロポ付きのマイティフロッグ、オールインワンセットである。
タミヤ 1/10 XBシリーズ完成セット マイティフロッグ【税込】18,900円
買ってきてバッテリーを充電するだけで、すぐ走らせることができる。
ボディも白とピンクの塗り分けがなされていて、自分で塗る必要もない。
やった作業は、アンテナを取り付ける作業と、プロポに電池を入れただけ。
たったこれだけで、あの頃のワクワク感に戻ることができる。
もう一サイズ小さなタムテックというシリーズに、A4サイズのマイティフロッグがあるのだが、やはり何かが違う。多分、シャーシの作りが全然違うのではないだろうか。それは一見、マイティフロッグのように見えてマイティフロッグではない。少々大きくても、自分はオリジナルサイズを選んだ。
今日の朝到着し、さっそく充電し、犬と一緒に散歩に行って走らせてきた。
ちょうどうちのミニチュアダックスよりもちょっと速いぐらいのスピードが出る。
犬もおおはしゃぎで追っかけまわす。犬の運動には丁度良い。
悪路を走る「オフロードカー」なので、場所を選ばない強みである。
なお楽天で買うと最安値で18900円(本日時点)。昔よりも確実に安く手に入る。店頭でタムテック版のマイティを買うのとあまり変わらない価格ではなかっただろうか。
しかし、良い時代である。
まさか本当に手に入るなんて思いもしなかった。マイティフロッグを見ながらお酒が飲めるとは。
なお今日は、晴れが多いといわれている文化の日
今年も素晴らしい晴れの誕生日でした。