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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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October 29, 2006

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ひょっとしたら、こういう文章はあまり人に表明してはいけない内容かもしれません。

この文章の比喩的な部分のどこに重きを置き、何かの要因にたいしてポジティブに見るかネガティブに見るかによって、読む人と、僕が思っているところのイメージに差異が生まれ、とても誤解されやすい文章であることはわかって書いています、ということは、あらかじめ表明しておきます。

うちはミニチュアダックスを二頭飼ってます。ダックスは猟犬出身といういこともあり、こういうのも何ですが、感情的な犬で飼いにくいと思います。それが故に、道行く他の犬種には嫌われている犬種で結構避けられることが多いです。(吠えたり、噛み付きに行くダックスが多い。うちの犬は他のダックスが苦手です。)

うちのダックスは、比較的厳しく育ててしまったり、室内で飼いすぎたが故に、犬付き合いがやや苦手になってしまったのか、ダックスなのに珍しいですね、と言われるぐらいおとなしい反応を示します。この辺は、まさしく飼い主に似ているようで、付き合いが淡白だったり、適切なコミュニケーションが取れていなかったりして、公園では結構恥ずかしい思いをします。

また犬は、人間の子供の2〜3歳程度の知性を持っているという話で、自己の感情や欲望にたいして忠実な反応を示します。特に飼い主との関係性においては、非常にストレートな愛情表現をしてくれるので、その辺の行動が、人間に支持されているポイントだと思われます。昔から、「敵にしっぽを巻く」や「しっぽをふる」などと言った表現で、犬の行動が人間の行動の比喩になることから、人間の行動と犬の行動にはある程度の類似性が見られるということなんだと思います。長らく人間の身近に存在するには、存在するなりの理由というのがあるのだと思います。

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そんな犬を飼っていたり、他の犬と触れ合うなどでいつも思っていることです。

1.犬のリード(紐のこと)を離したままにすると、犬は意外と自由に行動できない。 公園やドッグラン(犬専用の遊び場)では飼い主のそばから離れなかったり、一緒についてくる。つまり、必ずしも自由にすることが、犬にとって快適というわけでなく、個性を発揮できるわけではない。たぶん、これは、しつけの量にも関係しているし、場の環境にもよる。いかに自由を発揮できる、したくなる場や空気であるか?は重要である。

2.でも犬のリードを離したままにすると、感情にまかせて、たまに変な方向に飛んでいってしまうことがある。

3.犬は、リードで飼い主が繋がっているという安心感があるからこそ、行きたいところを自分で見つけて、自由に行動したくなる。

4.飼い主が無理に移動させようとすると、犬は抵抗することがある。

5.ほかの犬を見つけて、挨拶したい、遊びたいと思って吠えている行動を、飼い主が無理に押さえるからこそ犬は余計に吠える。(相手に迷惑かけちゃいけないと、無理に押さえる飼い主は結構多いですが逆です)

ただ単に遊びたいと思っているのと警戒して吠えているのは違う。

6.いろんなことを過剰に押さえすぎると、犬は臆病に育つ。臆病に育った犬は、過剰に吠えたり、適切にコミュニケーションできなくなる。

7.とはいえ犬&人間社会で生きていくために、しつけは重要なので、しつけと社交性は適切なバランスで行っていく必要がある。

8.運動のための長距離の散歩をしていて、疲れて地面に這いつくばってしまっても、ほめてあげると少しの間動けるようになる。これは結構興味深い行動である。モチベーション重要。

9.しかし甘やかすと、それを当たり前のことしてつけあがるので、基本は突き放すことが必要。
甘やかすのと、モチベーションを高める行為は違う。

10.犬は飼い主の興味をひくためか、不満足な状態でいると、自分の排泄物を食べます。メチャクチャですが、精神的充足が満たされているときは、決して食べません。(経験則にすぎませんが)

それぞれなんとなく話の解像度が違う気もするのですが、そんなところ。

この文章は犬を犬としてみると非常に危険な文章なのですが、感情面の行動原則・・・みたいな抽象レイヤーで見ていただけるとありがたいです。重要なのは、押さえつけることはもちろんのこと、逆に、まったくガイドラインなく自由にさせることが、必ずしも有効には働かないという部分かなと思っています。

また、自由な環境で力を発揮するためには、安心感とチャレンジの間に近しい関係性を維持した状況変化の差分が常に存在することこそ重要なのではないかとも思っています。難しい言い方ですが、手帳に目標を書いて、目標に向けてのマイルストーンを小分けにして少しずつ達成していきましょう、と言う某メソッドにも繋がるかもしれないな、と思っているところです。

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