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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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October 17, 2006

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全ての人に行動する動機があるというのなら、荒らす人も、正論を唱える人も、感情的に文句言う人も必ず動機があるんだろう。そうじゃないといくらなんでも寂しい。

そっとしておけばいいのに(と他人をみると思う/要自戒)
>あなたの望まない世界が到来する危険の芽を摘む、という目的を達成するための方法が
>Yokoさん叩き? 逆効果じゃありませんかね。

こういう動機って何だろって考えて、ちょっと思い当たる節があるんですが、もしかして無断リンク禁止を許容することがものすごく不安だったりしません?

一人こんな奴をゆるすと、あっという間に無断リンク禁止の世界になってしまうんじゃないかとか思ったりしていません?

もし、そうだとしたら、(そうでなかったらごめんなさい)タイトルのdt=0、リスク=∞と僕が思ってる概念にそっくりだと思ってみました。以下、ちょっと話ずれちゃうんですが、

こういうのって、ひょっとして2ちゃんねるでアイデンティティを増幅してしまった10〜20代には多いのかなぁと漠然と思っていることで、リスクに対する不安への考え方のイメージなんですけど、

何か自分がよからぬこと、と思っている事象を許したときに起こりうるリスクがあったとして、そのときに極大値まで達する時間幅がdt=0と考えてしまう人、すなわち、

「一瞬のうちにリスクが∞に到達して、自分ではとてつもなく手に負えない状態になってしまうんではないだろうか?」

と言う不安を持った人のことを表しています。

こういう不安を持った人は、考えうるリスク原因にたいして過剰反応します。
あぁ、ここで不安の芽を摘み取ってしまわなくては、とても危険だ!、と。

僕も何故この人は、そんなに攻撃的な反応をするんだろうって思うことがあって、いろいろ考えているうちに、なるほど、実はとてつもなく不安なのか、ってことに辿り着いたんですね。

原則的には、1から10までリスクを計算してコントロールできてないと不安である。
そんな理想的なことは世の中にそうないから、そこで対処しきれない自分が、自分の考えの元、精神的に追いつめられるんですが、ここでは、それはさておいて、

こういう現象の最たるキーワードが、「もうだめぽ」とかにあったるするんじゃないかなぁと思っています。最近、ちょっとした不祥事や、不具合があったときに、あぁもう、ここは駄目、社長死ね、とか、潰れろとか言っちゃう人いるじゃないですか。

でも、そういう言動って、多分、自分への評価にも跳ね返ってくるんですよね。
つまるところ自分がそういう立場にたたされたら、やっぱり同じように、死ねとか、もうダメポとか言われちゃうんじゃないかという不安を持ちやすい。

結局、生きていくにあたって、強烈な不安を持ちやすい体質と言えるでしょう。
インターネットの早いスピードになれてしまったが故に、不安を制御しきれない人なのかなってなんとなく考えています。

で、こういう現象の問題は、自己の不安に基づく、「想定されうる過剰なリスク」をなかったことにするために、原因そのものを葬りさろうとしてみたり、そういうことを及ぼす行動自体を「やらない」という選択をとってしまったり、結論が極端な方向に振れてしまうんですね。

そして、何より困るのが「小さくまとまってしまう」ことだったりします。

女の子とデートする時に、もうパンツを脱いでベッドに入るところを考えてるのと同じかなと思うんですね。それって確かに考えていけば理論的にはありうるんだけど、実際、そんなに簡単じゃないじゃないですか。でも、ベッドに入ることを考えて、コンドームがないと困る!とか思ってしまったり。

で、こういう人には、僕はこう声をかけたいなと思っています。

「大丈夫。そんな簡単にはならない。」

大事なのは、時間軸の幅をもっと広く考えることです。
・・・非常に精神論ですね。伝わるかは自信ありません。ただ、世の中の多くの人が、目の前に起こるリスクを波乗りのようにうまく乗りこなしており、リスクマネジメントとは何かを行った先に発生することである、ということは伝えたいです。

今、そのリスクを無視したからと言って、あなたが考える不安が、∞な形で現実化することはありません。その前に、なんとかするタイミングはいくらでもあります。

それよりも今、極端に不安がって極端な反応で、上からモノを言うような態度で、相手を感情的な思考停止状態に追い込むよりも、この先対話をしていき、改善するチャンスを得た方が可能性も広がるハズです。そうやった方がみんなが幸せになれます。

もし、無断リンクを拒否することを許容してあげても、それをいやがる人たちがいる限り、無断リンク拒否がマジョリティになることはないと思います。何故ならマナーの問題をいくら言ったところで、システム上無断リンクできてしまう以上は、意図的か否かに関わらず無断リンクはされます。

あとはシステム的にクローズドサイトにするしかなくて、もし、無断リンク拒否に市場的ニーズがあれば、そういう日記システムが出てくるでしょう。その場合は、blogsphereから、その人の日記は存在しないことになります。オープンでありリンクを許容する人たちだけが生き残ります。いわゆる「住み分け」です。

いずれにせよ、まずは許すことです。時間を先に進めることです。いくらでも改善をするチャンスはあります。それだけは間違いありません。

「dt = 0 , リスク = ∞」という考え方は、なんとか、うまくやめさせられないかなと思っています。ほかに良い改善案があったら教えてください。

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