September 17, 2006
この2年間、ほぼ日手帳を使ってきて、以下が自分のスタイルに合わずに持て余していることに気がつきました。
1.社内勤務だと日ごとのスケジュールページは不要で、90%以上が無駄になっている。スケジュールは月単位で十分。
2.メモ欄の罫線の高さが自分と合わない。縦が狭い。そんなにつめる必要はないと思う。
3.書き留めて数年にわたって情報を蓄積することができない。(ほぼ日は一年単位だからね)
また、ITと手帳の係わり合いも無視できません。
会社にはサイボウズがあり、会社主導のグローバルなスケジュールはサイボウズを使います。
開発進捗の管理などは共有を目的して専用のwikiや、プロジェクト管理ツールとしてGantprojectやexcelで行なっています。
更に、仕事上の細かいtodoは、checkpadで管理し始めました。
手帳に書き留めておくべきことは、これらを手助けする打ち合わせメモであったり、自分だけが知っておけば良い情報が主体になります。またアウトプットする前の柔らかいアイディアなどを電車の中で思いついたときに書いておくなど、手書き情報を集約する場所となります。
今の世の中、何でもかんでも手帳に書いておく時代はとっくに過ぎていて、手帳とITは相互に補完しあう関係になっていれば良いと思うので、必要最低限の組み合わせにするためにシステム手帳を選びました。システム手帳を買うのは初めてです。
銀座の伊東屋という、ここで見つからなければ好きなシステム手帳を手に入れるのは諦めろといわれている文房具の有名店に行き、4時間以上悩み続け、最後は周りの営業さんから声をかけられるぐらいになってしまいました。
ほぼ日ユーザーが気をつけなくてはいけないのは、ほぼ日ペンがそのままほぼ日の感覚でペンいれにささるシステム手帳はほとんどないということです。ペンを入れる径が細いのです。
それに気がついた時には、ほぼ日が偉大だと思いつつ、かなり困ってしまいましたが、すぐ胸ポケにひっかける部分を使ってみ手帳に取り付ければ良いことに気がつきました。しかしイレギュラーに刺さってる状態ですので、実際に展示されている手帳で確認することをオススメします。
特に海外の手帳は、ほぼ日ペンサイズのペンを使うことなど考えられていません。能率協会さんのbindexはこれに気がついており、太いペンが、ほぼ日のようにそのまま刺さりました。
僕が購入した手帳の本体は、ブリットハウスのグレインレザーというもので、リング系15mmのバイブルサイズのものです。手帳屋というよりは革製品の会社ですが、ランドセルみたいな革の感じと、ステッチが気に入りました。革は普段使っている定期入れと似ていて、黒い革に、白い糸のステッチがあるのは、休日用のトートバッグと同じ感じで、好みの方向性なんですね。
リングが15mmだと、革製のほぼ日手帳と比べて、1.5倍ぐらいの厚みとなります。他社の製品のメインは、20mmなんですが、この厚さは僕には分厚すぎて選択できませんでした。、休日のカバンに、ノートPCと一緒に入れると厚みでパンパンになって格好悪いので。
手帳のリフィルは、以下のものだけを用意した、さっぱりした構成です。
1.見開き1ヶ月の月ごとのカレンダー
2.白紙のメモ、白。打ち合わせ議事録などの流れ物を雑多に記入する。
3.白紙のメモ、ピンク。アイディアや情報など、蓄積しておきたいものを書く。
4.プリントアウトした紙を即座に穴を開けて手帳につけられる穴あけパンチユニット(?)
4番がポイントで、打ち合わせのメールとか地図などの情報を印刷したものを穴あけパンチユニットを使って手帳に加えていくこと。携帯やパソコンの電池が切れたときに困るような情報を挟んでおくもよし、checkpadのtodoをスナップショットとして印刷してつけておくも良し。
よくオフ会やイベントの場所を印刷した紙を、プリンターにそのまま忘れていくことが多いんですが、早いうちに手帳に装着してしまいましょう。
穴開けは結構使えるかもなと思っています。むしろこれが主役になっても良いぐらいです。
既にほぼ日の今年分のカレンダーや、保存しておきたいメモを移植しました。便利です。
僕が買ったのと同じものをインターネットで見つけることはできませんでした。他のメーカーも沢山あるので、システム手帳にご興味があったら、伊東屋さんに行ってみることをオススメします。丁度、今、手帳フェアをやっており各業者の営業さんが張り付いているので詳しい説明を聞くことができます。
なお以下の楽天へのリンクを辿ると、僕が買ったシステム手帳ではないのですが、同じメーカーで同じ素材のA6サイズのシステムノートです。商品写真が素晴らしいのでどんな素材かがわかります。ご参考まで。
「私らしさ」というテーマから生まれたシステムノート
グレインレザー 『THE ME』 A5
参考リンク:伊東屋
有楽町線、銀座一丁目の9番?出口から徒歩30秒ぐらい、銀座アップルストアの道向かいにあります。
銀座って、大人の秋葉原って感じでステキですね。