May 05, 2006
理由はすでにここのblogで書いたレビューそのものですが、まとめをCNETの方に書いてみました。
一点だけ、W-ZERO3を使ってみて気がついたことをこちらにも書いておきます。
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自分のW-ZERO3の使い方が象徴的だったのが、Sigmarion3の頃と違って、Windowsであることにあまり価値を感じなかったこと。
結局、自分が使ったのは、デジカメ写真を送るメーラーとAjaxが使えるOperaだった。
同じ事ができれば、OSはPalmでもZaurusでも、iPodでも構わない。
むしろWindows Mobileのように、もはや如何ともし難いのではないか?と思わしき安定性よりも、リナザウの方が可能性を大きく感じる。Webサービス特化型のモバイル機器および、Ajaxに対応できWeb標準準拠の高性能ブラウザを実装してみてはどうだろうか。
qooqleのようなマッシュアップ型のサービスで、Yahoo!のように実は結構容量の大きいWebサイトをシンプルにすることができるし、blog等の情報もRSSで流通してるから、RSSリーダーやRSS連携機能を使ったWebアプリを作ることで、最低限の通信で必要なデータだけを得ることができる。AJAX、DHTMLは、モバイル機器が持つウインドウ概念の使いにくさを解決する。
モバイルで重視すべきは、いつまでもOfficeとの親和性ではないと思うのだが、どうだろうか。
(どうせPC上のOfficeとは同じじゃないんだし)
いろいろ通信環境がそろってきたことも含め、Web2.0時代にこそ、高性能モバイル機器はその親和性を発揮することができる。コンセプトとしては、「Web2.0をマッシュアップするデバイス」というのは如何であろうか。