November 13, 2005
ここのコメントの一番下の人のFって人、オイラじゃないよぉ。。。
http://ameblo.jp/hiro164/entry-10005240307.html
そんなこと言ってる奴がいたよ・・・ぐらいにしといてくださいよ。>書いた人。
しかし、映画ってそんなに大画面じゃないと駄目なのかなぁ。
あまりにも判を押したように誰もが同じこと言ってるのを見ると反発したくなってくる(w
あくまで一般論として、よく映画館の大画面じゃないと駄目だよねって言うじゃないですか。映画館って大量生産モデルで大量の人に一度に映像を見せるための手段でしかないと思ってたりするんだけど。
一度に見せる人数が市場として小さくなったからこそシネコンの時代になったんではなくて?
古き良き映画館が、大規模人数向けのビジネスモデルに慣れてしまったが故に、ゲリラ的なシネコン時代のいわば小中人数対応型のビジネスモデルに対応できていないのがその良い例だと思いますけど。
もちろん、だからといってiPodが良いというわけないですけど、映画は映像のサイズより音響効果の方が重要だと思っていて、それならばパーソナルな用途ならヘッドホンって必ずしも悪くないよね、と。
(THXという技術をライセンス商売にしたルーカスフィルムって賢いと思う。)
よって、電車でスターウォーズは楽しめました。100%ではないけど、少なくとも全然駄目とは思わない。高い映像クオリティと音のクオリティがコンテンツにあればこそ、小さすぎる画面でも楽しめる。
内容を知らないと見るのはつらい。だから、2度3度見ても、BGVとして楽しめるコンテンツであることが重要。
これ、意外とアニメって駄目かも。家ではアクションの洋画は見なくて、カリオストロとかパトレイバー2とかを夜な夜な気分転換で、もう何年も何十回も見てるけど、この辺を外に持ち歩いてもつまらないんだよね。家で見たいものと、外で見たいものは感覚が違うわ。やっぱり外ではミュージックビデオ感覚、BGVなんだな。家では、その世界観にどっぷり浸かりたいものは何度も見る。オタク発想って奴なのかな。僕が知ってる洋画なら、「マディソン群の橋」とか、「今を生きる」とか、「グッドウイルハンティング」は絶対に家で見たい。ウイスキーをロックで用意して、途中で止めることなく、ぶっ続けで見たいから。
・・・イノセンスが結構、外でイケるかもしれない。僕は家ではイノセンスはつまらない、思わず寝ちゃう。これは映像美、音響美と、押井守のささやきがコアだから、ヘッドフォンで聞くのに向いてる(笑)
話戻すと、むしろ映画館の画面は、全部が見渡せなくて、いささかデカすぎると思ってる。ちゃんと見ると気持ち悪くなるし、シネコンレベルでさえも場所による体験品質のブレが大きすぎません?
画面は映像の隅々がちゃんと見えることが適正サイズだと思うんですよね。
自分の視野範囲を超えた、バカでかい戦艦映像が流れることが大迫力とは言わないですよね。それって損してますよ。
自分の適切な視野の範囲に収まるところで、高いクオリティの映像を楽しみたいなぁ。映画の迫力を適切に享受するためのサイズとは、「視力」と「画面との距離」の関係において、映像に集中できる体勢で、「ちゃんと画面要素が把握できる」のが適切サイズではないかと。
大きい画面がイイってのは、何をもって大きい画面なのかなとか思ったりしちゃうんですよね。
あと、iPodか否かはプライオリティの問題だと思っていて、
あくまで、映像を楽しむ > 外で見る・・・ならみなさんが言ってるとおりでいいんじゃないでしょうか。
外で見る > 映像を楽しむ・・・ならiPodのような携帯プレーヤって悪くない。もちろん映像を100%楽しみたければ家で楽しむ。外で「も」楽しむ。
携帯電話は、あくまでも乱雑に扱われる電話機だし、現状マシンパワーとかバッテリーとかコンテンツ転送とか問題だらけなのは、ちょっと比較にならんなぁ。HDDが内蔵できるようになったら手のひらかえしたように映像、映像って言うようになりますよ、HDDを生かすデータって現状、映像しかないし。
それとこういうのはニーズがあるかないかじゃなくて、どうニーズを創造できるのか?ってのがアップルにとっての命題ですよね。でも、そこを無理しないでハードだけ出してみて様子見ってな感じなのがアップルの余裕かも。
別にiPodを擁護したいのではなく、映画を楽しむ適切な画面サイズって何よ?というのが論点なので、このエントリは「リビングPC」というカテゴリにアップします。