August 21, 2005
「リビングPC」ジャンルに書いたHappy Hackingキーボードの話の続き。なるほど、東大名誉教授の人がデザインされたキーボードなのだそうで。
上のドキュメントを見た感想ですが、いつもみんなが使ってるのはJIS規格ですが、稀に国際標準のAscii配列でキー入力しなきゃいけないときに苦労するんですよね。サーバ設定の都合上、Ascii配列でしか入力できなかったりして、SQL文書くのに苦労したり。 (Windowsのリモートデスクトップは、接続先のキー設定が優先される。)
ちょっとしたことから標準に対応していないことへの不便さを感じます。
この文章を先に読んでいたら、ASCII配列を買ったかも。capsキーも今や邪魔なだけの存在ですしね。
とはいえ、その辺の世界にコミットしている人達(イメージとしては、メールをメイルと書く層)のようにキーボードが英字配列じゃないから好きなノートが買えないとかになりたくないという気持ちもあります。
「コンピュータのあるべき姿」に強くコミットしている人達には今のコンピュータをとりまく環境は適当過ぎて我慢ならないんじゃなかろうか。用語の乱用が特に顕著で、それこそ昔からホームページをHPと書くなみたいな話があったり、そもそもWebページは、「ホームページ」と呼ぶのが世の認識ですから、たまらんでしょうね。まぁそういうのをイチイチ突っ込まないことを覚えることで、大人になっていくというか(笑)
ちなみに僕自身は、「あるべき姿」に捕われて、結果的に「狭い世界の常識」的かつ小さくまとまるのを怖いと思っていますから、ユーザーニーズを作るとか、効果的な文脈とか、あるべき結果から、技術をあてはめるという視点で物事を考えようと思っています。
それが凡人かつ、コンピュータサイエンスやマーケティング知識など王道な知識、経験を持っていない人が、そういう能力を求められる業界での生き方なのかなと思っています。そもそもは保守的な人間で小さくまとまってしまう人なので、できるだけ気をつけているつもり、なだけなんですけどね。なんにせよ、自分に足りないところを補足してくれる人が近くにいればそれが何よりのシアワセですね。そのために会話、情報のアウトプット、議論的なぶっちゃけ話をしてもらえる人間性は努めて身につけたいスキルですね。
ちなみに、本当に賢い人は、正しい知識を正しく考えるプロセスから独創的なことを考えつく力を持っていますよね。「独創的」というのは、答えは、「すごく当たり前」に見えることが多いですね。意外なほど世の中は、非論理的な発想やしがらみをもとに作られていますから、「当たり前のことを当たり前に考え、実行できる人が、独創的に見える」という感じでしょうか。
経営者としてのホリエモンもそんな感じの人に見えます。フジテレビとの騒動で高年齢層の支持が強かったのも、しがらみで苦労してきた世代だから、ホリエモンに期待したというのもあるのではないでしょうか。(そして、今やリストラで邪魔者扱いですもんね。たまらんですやね。)
なんか支離滅裂っぽいですが、こういうのを考えていつも思い出すのが、高校物理に出てくるma=fって感動しませんでした?たったそれだけかよ!みたいな。きっと、e=mc^2も物理がわかる人には感動に違いない。僕はこれに気がついたのは大学入った後でしたから、いろんな意味で遅かったんですが。