August 18, 2005
必ずしもDRM反対派ではないのですが、ポータビリティが失われるが故に「使えない」のは避けたいなと。「使えない」からやらないじゃなくて、頑張って「使える形」にしようよ、と。
それの究極がpod castingだったりするのかもしれませんね。
以下の記事、ちょっと感動しました。
元SME社長の丸山氏、DRMなしの楽曲でインディーズをプロモーション
「音楽には業界を自立させるだけのパワーがある」
音楽業界というのは、いまやタイアップなどによって自立性を失っている産業であるとのこと。そこに風穴を開けようとする動きのようだ。多分SMEに就職する人達って音楽が好きだと思うんですけど、そういう人たちの思いが大きなメディアの枠組みの一つになってしまっているのは寂しいですね。
SMEの元社長がSMEを離れないと自分の活動ができないってのがちょっと寂しいですね。本来は、SMEという企業力を生かせば苦労しなくても良いことがあるハズなのに。
今までインディーズのコンテンツを使うというのは、そもそもお金を持ってないネット業界では昔から使いやすいアイディアだったわけですが、決して成功したとは言えず。でもプロの目がプロデュースするなら、すごく期待してしまいます。
成功することをとても祈っています。楽しみです。
支離滅裂に思い出したのですが、iTunes Music Storeで楽しいと思ったのは、iMixという「誰かが作ったプレイリスト」です。タイトルを見て、曲を視聴してよかったらそのまま購入できます。
僕はそもそも音楽は好きでも音楽に詳しくはなく、今までも誰か詳しい人に教えてもらう形でいろんなジャンルやアーティストを知っていったクチですので、iMixはすごく参考になるし楽しいです。
インターネットは、やっぱりどんな商品、分野でも、何はともあれ人のつながりなんだと思います。決して、お仕着せのコンテンツやシステムをユーザーが使って完結するものではないなと。それを口コミというと、いまやビジネスライクに聞こえるので、口コミよりももっと密度が薄くて広いもの。微妙な表現なので意味不明かもしれませんが、漠然とした心地よさとか、そんな空気を演出する実装をすることこそがインターネットシステムの面白さなんだろうなと思ったりしますし、そういうのを作りたいなと。