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Webを中心とした、ビジネス&テクノロジーに関する思いつき
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藤川真一について


初代モバツイ開発者
想創社再創業 / KMD博士課程
著書〜100万人から教わったウェブサービスの極意―「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 [Kindle版]
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July 18, 2005

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関東を中心に広く展開しているペットのコジマで犬を買ったら、「上手な仔犬の育て方」のDVDが一緒についてきた。要するに初心者向け飼い方マニュアルなのだが、このDVDにコストをかけて配るには以下のメリットがあると感じた。

1.指定えさの取り扱い説明
仔犬を買うときに1万円相当の初回えさのセットを半強制的に買わされる。犬のえさは、急激に変えてはいけないという正当化可能な理由があるため受け入れざるを得ない。えさ本体は、まず2種類の製品の混合である。また飲み水に加える栄養剤1種類、ミルク+バランス栄養食みたいなのも含めて、まずは5品ぐらいがカートに乗せられる。

DVDには、えさの使い方がマニュアルとして説明されている。ペットショップにとっては、いわばペットが携帯電話。えさなどの消耗品が通話料である。むろん、継続して購入する確率も高いため、指定えさは、彼らの儲けの源泉であろう。店舗展示の間のえさ代なんぞ、業者にタダで入れさせてもお互い十分見返りが得られるんじゃないのかな。

ちなみに、初めて犬を飼う場合には、自社ブランドの犬のケージや、その他もろもろペット用品を買う方向に誘導してもらえる。(何より人間様と比べてペットグッズは高価である。特に爪きりとか、えさ入れとか。100円ショップの鍋とか見ると泣けてくる。)

2.ワクチンに関する知識。
小さな犬に免疫力をつけるためにワクチン注射をするのだが、これを何回打つか?というのがポイント。店舗では3回打つことをデフォルトとし、自社提供の保証プランと絡めて自社の経営する病院で接種するプランを提供している。ワクチンは、基本的には2回で十分だそうな。(店舗では3回と言われたが、DVDの中でも普通は2回で良いよと言っていて微妙に食い違っている。)

あとコジマのワクチンは値段が高いと思う。3回打てば3万円をコジマ付属病院に支払うことに。

・・・ちなみに、業界標準かは知らないが引渡し前のワクチン代を支払うのは納得がいかない。それは、おたくの営業コスト&在庫リスクでしょうとか思うので、顧客に転嫁するのはホントは納得がいかない。中古車を買うときの納車費用とか、そんなのを思い出す。かと言って、コスト優先でやらねばならぬメンテナンスを怠ってしまうのは困るので、受け入れざるを得ないのが生体販売のポイントか。

3.このコンテンツは、もろもろペットグッズの使い方の営業でもある。
映像コンテンツにも、それ相応の見返りに対する戦略があってこそ、コストをかけて作り、ただで配る意味があるってもんだなと、つくづく感心した。

コジマに行く人なら納得だと思うが、この会社は商売がうまい。ペットとして作られた動物というのは、人間がメンテナンスをして初めて存続可能性が得られるものなので、そこをうまく囲い込むことがしっかり考えられている。

例えば、ペットを飼っていくにあたってもっとも重要な消耗品は、我が家では、
1.えさ
2.散歩のウンチ袋
3.トイレシーツ
4.無害のウェットティッシュ

だと思うが、このうち3、と4は、コジマプライベートブランドである。ウェットティッシュに至っては、入れ物が他社製で、中身の詰め替えティッシュだけコジマブランドだったりして。

車に置き換えると、ディーラー、カー用品、ガソリンと車検を全部扱っているようなオートバックスと考えられる。最近は中古車を扱ったりして自動車用品店も、こういうワンストップソリューションを提供しようとしてるが、その一つの完成形なのかなぁと。

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