May 29, 2005
なんか最近、blogの終焉とか言っちゃった人に批判が集中しちゃったりしてるというエントリに、どういう経路で辿ったのかすらわからなくなって、なんでこんな話見ちゃったんだろう・・・と、IEの履歴を見ながら悩んでしまったのだが、
やっぱパソコン通信の歴史を繰り返してるのね。人間はなんで同じことを何度も繰り返すのかねぇ。
ということで、あの時代に生きたネットワーカーの先人の知恵を紹介します。
「立つ鳥跡を濁さず」
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blogが単純に日記システムだろってのもちょっと違うと思っています。
個人のblog活動(リンクによる参照やトラックバックを前提とした文章記述)によって、google時代の企業サイトに対する人気投票(SEO)が自動的に行われているシステムであって、それがなんか透過的に行われちゃってること自体を差して、僕自身は「個の時代」であると解釈しています。
多くのブロガーが紹介したサイトは必然的に検索エンジンの上位に表示され、企業の利益に繋がる(・・・とされている)。アフィリエイトもリンクに対するインセンティブそのものですね。
そういう機能を実装した「日記システム」というなら納得。
ジャーナリズムというのも、「ハイパーリンクを自動的にばら撒いてくれるくれるシステム」を置き換えているだけでは?
ついでにトラックバックなどで、ちょろいメタデータがサイト間で流通できる機能つき。でも、これも結局、ハイパーリンクをいかに効率的に張るか?ということ。
だから、終わりも何もないんですよね。終わるとしたら、googleを頂点とした情報検索構造が崩れて、全然違う軸からWebサイトのプロモーション手段なり、売り上げを上げる構造に変わったとき。つまり、新しいパラダイムシフトによりWWW自体の役目が終わったときかなぁ。
WWWに文章を書くこと自体になんの意味がないとか言い出すなら理解できるんですが。(あくまで主張として。)
いろいろ言っているblogのメリットって、実はハイパーリンクが持つメリットに過ぎなくて、それを簡単に運用できるための仕組みがblogシステムに過ぎないから、単なるハイパーテキスト運用ツールであるblogの終焉ってなんのこっちゃ?と。
後の個人的事情みたいなものは、僕の興味のあるところではありません。
コレ自体も推測の邪推みたいな話になっちゃってるのかな?別にだれがどうのというわけではなく、一般論としてアバウトに。