March 23, 2005
転職とは、新しい経験を自分に付け足していくことである。
以下のドキュメント、激しく同意。
転職サイト・情報誌などで、「ポテンシャル採用」「未経験からのチャレンジ」などの言葉が独り歩きしているため、誤解している方が多いのではないかと思います。
一方、Bさんのコミュニケーション力はごく普通で、見た目ではそれほどのポテンシャルを秘めているとは感じさせない方でした。Bさん自身もそれを認識して危機感を持っており、転職のためにコツコツと努力し、Oracle関連の資格を取得していました。面接では、経歴の説明、将来のビジョン、なぜその資格を取ったのかなどを丁寧に説明したそうです。
いい年こいた転職に関しては、あくまで今までの経験を、新しい業務でどれぐらい生かせるか?こそが重要だと思います。
少なくとも技術職であれば、全然違う職種につくのは、よほどチャンスに恵まれないと難しいと思いますし、全くの「のりしろ」なく、新しい業務に転職するのは、相当難しいと思います。面接する側も注意してみているのは、何とかこちらにマッチできる経験はないか?と考えていることが多いです。知名度が高くないので同業界の面接が少ないもので…。
新しいことにチャレンジしたいなら、その人の情報量の範囲でも良いから、できる限り勉強していて欲しいです。良いなぁと思う人でも、これがないだけで採用できないケースは多いんじゃないでしょうか。特に人材紹介会社に採用フィーをとられる場合は、ポテンシャル採用には不利が伴うと思ったほうがよいでしょう。
ちなみにこれって社内でも全く同じで、新しいことにチャレンジするには/アサインされるには、それ相応の「のりしろ」が見えてこそだと思います。「期待される人」ってのは、「のりしろ」をたくさん持っている人のことなんじゃないでしょうかね。
マイナーな会社がよい人材を取るには、要するに転職希望者の全体のボトムアップをすることが近道なので、こういう話が読めるのはよいことだと思います。あとは受け取る側がどれほど意識できるか?にかかっていますね。
いくら人材難でも採れない人材は採れないと思いますので。