September 25, 2004
ネットサーフィンしてたら切り込み隊長のサイトにたどり着いた。2000年の記事だが、すごく興味深い話。
プロ野球は、かつて鉄道会社が主たる運営親会社であったが、南海、阪急が退場し、いよいよ近鉄も退場する予定。そして現在、楽天やライブドアが参入する方向を打ち出しているところに時代の変化を感じるわけだが、インターネットと鉄道事業は、それが登場したときに与えた社会的インパクトはほぼ共通していたという話
鉄道株とIT株、そして泡沫VBの消滅(前編)から引用(改行等を調整)
・ 鉄道によって、人間を縛っていた地域の壁が破られる
・ 宗教を除けば、迅速な通信の手段以上に重要なものはない
・ 鉄道輸送は、恒久的な経済に好影響を与えつづける
・ この鉄道「革命」によって、人類はひとつにつながる
・ 鉄道は世界にかつてなかったほどの進歩をもたらす「革命」である
・ 鉄道が文明全体に、大きなウェイトで影響を与える
・ 鉄道株は恐慌になっても下落に対して敏感になる必要がない
・ 国家の中で地方や宗教によって生み出される格差は、鉄道という迅速な輸送、通信の手段によって劇的に改善され、中央より地方が活性化する
・ 良質な情報が鉄道によって全ての人に行き渡り、いままで一部の人物が握る貴重な情報も安価に供給されるようになる
・ 世界は鉄道や運河の発達に伴い、全て同じ言語を話し、同じような法律に従い、神に仕える時代が到来する
・ 鉄道が人間や情報の生活スピードを上げ、それにより既成の秩序が絶え間ない挑戦を受ける。そして新しい挑戦を行った人物が既成の秩序を変更する権利を獲得する。
・ 鉄道は資本主義の中核であり、今までの資産家、企業経営者はこの鉄道による経済の革命に対して対応しなければ、業績を維持することはできないであろう
鉄道の歴史を紐解けば、「儲かる商売」「儲からない商売」「鉄道によって実現できたこと」「人間の壁で実現できなかったこと」が見えてくるような気がしますね。
そして「人間の壁」に関しては、ほぼ例外なくインターネットにも適用されることでしょう。
この記事の後編がないわけですが、今更ですが後編読みたいなぁ。