August 24, 2004
SNS、メッセンジャー、Webメール…これらは突き詰めて考えると、従来の電子メール、メーリングリストの置き換えを狙ったものだ。
電子メールとメーリングリストがあれば、Person To Personのコミュニケーションでできないことは何もないと言っても過言ではない。しかし、そこを一歩便利にしたものが、最近のサービスである。速報性、接続性、パーソナライズ、コンテンツ機能、出会いの場、写真、ファイル交換、音声、既読ステータスの共有等々、何かを向上させたり、機能特化したものが、SNSであり、メッセンジャーであるということだ。
ということで、多くの人がこの辺のアイディアを考えるだろう。もししWebベースのシステムを使って、うまく電子メールを置き換えたいなら、電子メールを目の仇にするのはやめよう!。電子メールをうまく使ってこその置き換え手段だ。
最近、僕はSNSはmixiしかアクセスしてない。きっかけは毎日やってくるコミュニティや各人の日記を集めたメールがやってくるからだ。最初は無視していたが、何度か見ているうちに、「負けた」。もちろん、そこには知人の日記があるからだが。メールはorcutでも使われていたが、mixiほど徹底していない。mixiはウザイぐらいメールが送られてくるが、結果的にそれが良かったと思っている。
電子メールを一つの情報伝達手段として使いつつ、電子メールよりも「より便利な」ツールをサービスとして提供することで、「must have」なサービスの座を電子メールから奪取することができるのではないだろうか。
例えば、女子高生携帯向け***とか。決して携帯のメールが使いやすいとは思えないので、友達とのコミュニケーションを支援し、かつ使いやすいツールが作れるなら便利だと思うんですがね。***には、SNSでもメッセンジャーでもWebメールでも適用されてしまうと思いますが、そこはうまく心をつかんだ者勝ちなんでしょうなぁ。
「must have」と「nice to have」の境界線というのはそんなに明確ではないと思います。だからこそ難しいとは思いますが。
「must have」と「nice to have」のネタ元は、なぜSNSは使われなくなってしまうのかより。