August 23, 2004
いや、無理でしょ。つーか嫌でしょ。
少なくとも僕の場合は、ここに書くのは未完成の意見であり、社会問題について触れるとしても、それは感情の波の表現、感想の域を超えないし、ここに書くこと自体が意見が未完成ですと言ってるようなモノ。本当に達観してたら、blogになんて一々書きません。もっと後ろで笑ってるよ。何か感情的に未完成なものがあるからblogに書くんだな。自己顕示欲ってのは裏を返せば自信がなかったりもするわけ。
もちろん社会的責任が発生するのは当たり前でしょう。ただ、それは2ちゃんねるの「通報しますた」レベルで、風説の流布とか、個人に対する名誉毀損とか、そのレベルの社会的責任に過ぎない。そんなのは、Webであればごく普通のこと。blogとかは無関係。
さらに、もしマスメディアやジャーナリズムとして、「発言に対する行動責任」などを追わねばならないかというのであれば、「冗談じゃない」。
メディアってのは、おそらく商売である必要があり、なんにせよ発言責任にリスクを負うことに意味があるんじゃないでしょうか?そういう意味では、自分のblogと社長系blogとは全然違うな。社長系blogは営業だからメディア。同じblogというシステムを使ってても、全然違う。ただのWeb更新システムのジャンルで一括りにしても無意味だという良い例。本名で発言するようなblogであれば、メディアと認定しても良いかもしれませんな。
やはりWebっぽいメディアのあり方というのは、多くの人の意見の総体がなんらかしらの方向性を指し示す、つまり、blogや2ちゃんねるを含めた全体の意見の空気からベクトルが見えてくるというのを新しい形のメディアというのであれば納得する。単一のblogに大きな責任を与えるのであれば大反対。最近、blogの意見を集約して、トレンドキーワードを抽出するシステムというのが研究されているようだが、そういうのがあるとわかりやすいが、要するに「空気を読む」って奴。
やはり個人のWebはITリテラシー高偏差値のメディアであって、受け手の判断力も重要というところで落ち着いておいて欲しいものだ。まぁ別に誰が何を言おうと、別に方向性ができるわけじゃないから、どうでもいいんですけど。なんとなく思ってみた。
多くの人にとっちゃ既出っぽい意見だと思うので、どこにもトラックバックは張らなくていっか。