August 03, 2004
アップルと喧嘩中のRealだが、ここのネットラジオサービスであるReal Radio Passが結構使えることを発見した。
再生フォーマットであるReal AudioはMP3よりも高圧縮で再生できるので、64kbpsで十分な音質で聞けるが、ひょっとしてDoCoMoの@Freedの64kbps通信で聴けるんじゃないかと思ったら、ちゃんと聴けた。
最近のストリーミングは帯域に余裕があれば、データを先読みしてキャッシュする仕組みがあるので、以前のように直前のデータを再生直前に読み込めないとバッファリングが始まるわけではないようで、最初はしばらく読み込むが、それ以降は再生中にほどほどの通信が行えれば、再生中にデータが枯渇するようなことは起きにくいようだ。この辺は、@Freedのスループットの高さも生きているだろう。
@Freedは5時間連続で通信すると、一度接続が切れる仕組みになっているが、すっかりこの切断までJazz Night Clubを聴いてしまった。旅行の時などにでもちょっとBGMが欲しければPHS経由で聴くことができる。
常時接続でストリーミングラジオを聴ける日はいつ来るかと思っていたが、実はすでにできていたのね。シグマリオンで閉じていたせいで、こういう体験ができなかった。ただ、本当はiPodのような蓄積型ではなく家のミュージックサーバーからのオンデマンド再生も、Radio Passからの放送サービスも
同じインターフェースを持ち歩いて聴けるようなワイヤレス端末時代になって欲しいんだけどね。
そういえば、このサービスもアメリカではなくイギリスから配信するという抜け道を使って日本で音楽配信のサービスをしているもの。iPodにデータ転送ができるようになった件は大きなニュースになってしまったが、以前はWindows Media対応の件もあったし、そもそもRealってこういう会社で、そんなに特別なことではないやね。それだけiPodとiTunes Music Storeが注目されているだけで。
このたくましさは生き残る秘訣なんでしょうかねぇ。