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April 30, 2004

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いつもお世話になっている特許事務所から定期的に送られてくるコラムによると、「おいしい牛乳」には明治と森永の二社が存在するそうだ。「おいしい牛乳」があるのは知ってたが二社から同名で出ていたのは知らなかった。そして共に商標登録はしなかったそうです。

例の騒ぎにも追い風になり共にヒットしたそうで何よりだが、二社相討ち状態でブランド効果が薄まっているのではないでしょうか?少なくとも、僕にとって「おいしい牛乳」がどっちの会社かは知りません。なんか明治が先だったような淡い印象があるのみ。

つまり戦略としてどうだったんでしょうか?論点としては、商標としてとりあえず出願していさえすれば、後発の会社がこの名前を使うことはできなかったと考えることは可能。
少なくとも出願が通る見込みが薄くても大企業同士の戦いであれば大きなプレッシャーにはなったはず。

ただ、まぁ談合とまではいかないまでも牛乳市場などは国内の独占産業であるからして、無用な戦いは避けるのはあるのかもしれませんね。少なくとも一社が自滅した利益をどう分け合うか?という状況においては、そんなことで言い争いをして牛乳という製品自体にこれ以上の傷をつけるのもどうかと思うとか、「おいしい牛乳」という名前を独占するか?お前わ・・・と、blogの名前同様、感情的に、いろいろ出てくるでしょうから、これでよかったのかもしれませんね。

ちなみに、牛乳の有効性にはいろいろ問題があるらしいですね。殺菌の温度、時間の問題だったり、輸送のために加工する問題だったり、牛乳なる腐りやすい製品が、日本全国安定した品質で大量に供給されるには、それ相応のデメリットがあって、牛乳という名のついたジュースを飲んでいるに過ぎないという話もありますな。

牛乳を買うときは、できるだけ近場のローカルな会社の方が良かったりするそうですが、これも一概には言えないのかな。
いずれにせよ輸送リスクが最も低いものが品質も高い可能性が高いということなんでしょう。まともな牛乳を飲みたければ乳牛のそばに住んで農家から直接売ってもらうなどしかないのかもしれませんね。

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