April 06, 2004
かつて僕が出張で行ったことがあるところが岩見沢市なら、無線LANを何個置けば、みんなが使えるようになるの?という町だったような気がします。
「ITビジネスモデル地区構想」に岩見沢市と松山市を追加,無線LANや光ファイバを整備
特急が止まって、駅の前は夜8時も過ぎると人がほとんどいなくなって、商店街はもちろんやってない。駅の近くの商店街の端っこに場末の風俗があったところが、岩見沢市でしたっけ?結局、駅前のコンビニで弁当を買うという寂しい出張だったような。
某水晶メーカーさんのところにタクシーで行ったら駅から50km。時速80km/h平均で走る、信号もない一般道で、タクシー代もなぜか4000円ぐらいと距離の割にめちゃめちゃ格安だった記憶があります。さすが北海道(大げさ?)
ビジネスホテルの部屋がめちゃめちゃ暗くて、当時はリブレット20を中古で買った直後の出張だったにも関わらず、寂しい思いをして帰ったという思い出があります。数ある出張の中でも一番さびしいところだったかも。PHSはなんとか通じてたかな?!
ひょっとして高齢者社会および寂れた商店街という日本の抱える地方事情の象徴のような記憶があるので、こういうのをうまく使えると面白いですね。
NECパーソナルプロダクツ、閲覧に特化した液晶情報端末を発売
今までは、こういうデバイスは失敗する運命だったわけですが、それもこれもデバイスの性能を無視して、あれこれ詰め込みたがる日本人の悪い癖があったのではないでしょうか?割り切りができない。決断力がない。せっかくだからと貧乏くさく欲張るIT企画。それが故にUIがややこしくなって、せっかくのタッチパネルも使いづらい。メニューが多く、メニュー階層が2階層より深くなるタッチパネルの画面デザインほど悲惨なものはないですね。
グラフィック性能に任せて、OSXのようなUIが作れるほど性能向上すれば別かもしれませんね。
しかし、老人にはコンピュータはあまりにも難しい。レゴなどをいじって育ってるわけじゃないので、絶対的にメタファーなどと言ったものの理解ができないというのが実感です。
でも、あまり欲張らずに簡単にすることを第一に心がければいろいろな可能性はあるはず。とにかく、1クリックでできることを前提に企画を始めたらどうでしょうか?
1クリックで何かを実現しようと考えると、絶対に何かのテクノロジに頼ることになるはず。例えば、Felicaとか。そういうもので便利な社会を実現することこそがITだと思います。複雑なビジネスロジックを考えることがITではない。(なんて、つまらんことを言ってみたりして。)