March 26, 2004
元気な人は、まずいものを食べてもハラが減ってるので大丈夫。
病気の人にまずいものを食わせると、活力が失われ余計弱ってしまう。
病人だから味がわからないだろうと言って、安価に食事を済ますのは実はまったく逆で、病人ほど本当においしいものを食べたほうが良い。
デスクトップ用途のLinuxの売り方で、Windowsの高機能が不要な用途や、Windowsを使いこなす必要がない人向けにということで、たとえば、自治体の事務処理などにLinuxを導入するという話が出ている。
比ゆは不適切かもしれないが他意はなくて、最初の話を、
病人=PCに不慣れな人。 元気な人=PCが使いこなせる人
に置き換えると、この話がどれだけバカバカしい話かは、Linuxのデスクトップ用途でインストールしてみた人なら、どんなにLinuxを盲信していても、ある程度、賛同していただけのではないだろうか。
高価な食事と言っても、病人には肉や油は不要だろということで、スリムにするために和食に切り替えるのはアリ。つまりメディアプレーヤーやウイルスをひろってくるブラウザは不要だから、Linuxを選択するというのなら良いだろう。特に単一作業しかしない端末にWindowsはリッチすぎる部分もあるので、そういうのにマッチする環境は必ずある。
しかしながら、通常事務処理を今のOpenOfficeに切り替えるというのは、末は生産性を落として、人件費、業務効率が悪循環に入って、数年後にはその反動が来て、Linuxのデスクトップ使えないよねとなるものと予想。(デフォルトネガティブ)
つまり、短期的な利益を目標とした営業文句には踊らされず、技術ベースというか、運用ベースで物を考え、本当に適材適所を選択するべきだというのが論点であります。営業の偉い人は、この今、1~2年で結果出ないとクビですから、そのスパンでものを考える人と、技術サイドや、ユーザーサイドの視点から進歩を期待してる人とは見る幅が違いますからね。基本的に。
確かにMSオフィスのライセンスは、この市場規模にしちゃ高すぎると感じはしますし、むかつく機能が沢山あるのは間違いないですけどね。