March 15, 2004
HDDにも裏側ではいろいろ要求帯域に対する葛藤があるんですね。
日立、AV用途も想定した容量400GBの3.5インチHDD
-ハイビジョン映像を35時間録画できるレコーダも可能
>T-13委員会が承認したデジタルビデオレコーダアプリケーション用の
>エラーチェック標準規格「ATA-7ストリーミングコマンドセット」に対応
>している。
> この規格は、何度もエラーチェックを繰り返し、全てのデータを的確
>に読み書きしなければならないPC用のHDDと異なり、人間が感知
>できないような小さなエラーを無視し、スムーズなデータの読み書き
>を重視したもの。これにより、映像や音楽などのストリーミング機能の
>向上を図っている。
僕は、こういうの論理的には好きじゃないです。まぁ厳密にそんなクオリティいらないじゃんという意味で、当然HDDですから高いレベルの話であって、僕らが体感できる話ではないと思いますが、感情的にはデジタルアンプを否定していたPure Audio派なので。
動画ストリーミングでも、SureStreamとかでスピードダウンしてクオリティが下がるぐらいなら、プロトコルをHTTPにしたりしてでも、受信可能な最高クオリティで見たいと思う人だったりします。
自分が耐えられるクオリティが得られないなら見ません。そのクオリティは内容によって変わります。
こういうとネットワークの人たちに怒られてしまうし、みんながそれやったら辛いだろということも重々承知でもありますが、人間のニーズとは欲深いもので、何かを犠牲にするとしたらユーザーの満足感ではないだろうという根源的な発想に立ち返りたいです。
特に日本人は映像が見られることに関しては決して飢えてませんから、ストリーミングに対する品質要求は諸外国よりも高いと思われます。こういうと見も蓋もないですが、ストリーミングというかSureStreamやマルチビットレート的な概念自体がエンジニアやらビジネス主導の発想で、もちろんこれを経由して発展していく必要はあるとは思うが、今のところクオリティとしては、代替的範疇を越えていないなぁと言うのが主観ですね。
論点は、それでは駄目だよねじゃなくて、まだまだ発展すべき技術だよね・・・のほうですね。もちろん、今、「できる」ことこそが重要だから、この技術に対して頑張っている人たちへのリスペクトはしています。だからコモディティ化して大金稼ぎたいたいと思ってる人のビジネスだと、なかなか難しいよねっていう裏の意味があったりするわけですが。
でも、最近、マルチビットレートとかのニーズって減ってきたかな?社長の顔がもげちゃうような映像見たくないですよね。そりゃ。
Windows Server 2003のWindows Media ServiceがデフォルトでストリーミングのキャッシュONというのが、ある意味、クオリティ要求に対する苦肉の策なんでしょうか?