February 22, 2004
デジカメを電子メモとして使うのはデジカメ黎明期の頃からのニーズだが、デジカメが特別なデバイスであるうちは、デジカメを持っていくこと自体が重い、大きい、かさばる(すぐ出せない)ため、そのメリットもあまり享受できなかったが、携帯だと「必ずポケットに入ってる」から良いですね。
と、何年前から言われてることを今更言うんだというツッコミ的な話ですが、自分用にホワイトボードを買って、ToDoを携帯で持ち歩くことを実際やってみて、しょうもないことに、いたく感動しました。
ポイントは書くステップ数と、一覧性はホワイトボード(アナログ)の方が圧倒的に優れていて、それを持ち歩くために書き写してから持ち歩くステップは携帯(デジタル)の方が圧倒的に簡単だということで、適材適所という感じですね。
ロングスパンのToDoと、短いスパンのToDoを書いたり好きに使えます。最近、読む本があるにも関わらず新しい本を買ってしまう悪い癖があるので、せめて「つんどく」のまま忘れ去られないようにメモしとかなくちゃというのが理由です。
そもそも仕事でも、F-shinはホワイトボード大好き人間で、システム設計やらクラス設計は、会議室を一人占拠してホワイトボードでまず考えてからVisioで清書したりしています。PCだと書くこと自体が面倒だったり、アイディアよりも手を動かすほうにパワーを使ってしまったり。まだ考え方が確立していない時は、外部記憶手段に頼って考えていくということなんだと思いますが。人と比べて頭のバッファメモリが少ないなぁと思うこともあります。
コストは、800円のホワイトボード+赤と青のペン(150円x2)+消しやすいようにイレーサー(300円)+ホワイトボードを立てるために額縁を置く台(300円ぐらい)
あとは必要に応じデジカメ付携帯。これはスーパーとかで買うものをチェックするために使います。最近の液晶はQVGAサイズで見られますから、とりわけメモが使いやすいってのはあるかもしれませんね。
これをIT化するなら、ホワイトボードの記述がネットワークで送れても良いですし、タブレットPCを使っても良いですが、とにかく必要なデータにアクセスするまでのクリック数が少ないものが良いですね。あとは土地の問題、電気の問題などですかね。
こういうのは仕事で「ソリューション」となると許されませんから、電子ホワイトボードに200万円とかしたりして、高額商品の組み合わせで全部電子化するわけですが、運用さえ解決すれば、こういうアナログの組み合わせこそが最強!だと思うんですけどね。まだ。
電子ホワイトボード+OCRスキャンで文字データ取得+社内ポータルから検索するために、あとはいかに簡単にデータを個々のプロジェクト領域に整理、収納できるか?までできれば電子化する価値があると思います。今、いくらかかるんだろう。見込み客段階のステップですと、まだプロジェクトにもなってなかったりするわけですが、そういう混沌とした状態のデータを消滅させない整理法を考えないといけませんけどね。