February 20, 2004
WebMethodsという会社のセミナーで六本木ヒルズにあるグランドハイアット東京に行ってきた。実は昼間に六本木ヒルズに行くのは初めてで、お昼は森タワーのショッピングモールで食べようかと行ったが、ここって、みんなむかつかないんですか?
森タワーは、意図的なコンセプトとして迷うようにできているそうなのですが、これを批判する意見は全く聞いたことがない。というわけで、はっきり言おう・・・「むかついた」
ちょうど、おなかすいていたのもありますが、3階に「ショップ&レストラン↑」書いてあるんで行ったんですね。ところがどこにもレストランが見当たらなくて、あっち行けば行き止まり、こっち戻ればオフィスフロアで、結局、振り返るとあるのは「ショップ&レストラン↑」なんですよ。
おいおいワープするRPGのダンジョンかよ。せっかちな血統なので、まどろっこしいの嫌いなんだよ。
何回か行ったりきたりして、いい加減、腹へってむかついたので、ここで飯を食うのをやめた。
他の人も、僕と同じところでUターンして道に迷ってた。警備員に道を質問するおばさんも多数。
うーん、なんなんだろ。警備員に話させて、親切にさせて営業するのが目的なのでしょうか?
また、エスカレーターから降りたときや、歩いているときに、今、自分がどこにいるか?のフィードバック的な情報が根本的に足りないですね。六本木の駅からグランドハイアットまでの道のりでも、一度、地下駐車場に出てしまって、思わずその辺の人に道を聞いてしまった。
ここはユビキタスの走りということで、携帯ナビで道案内してくんないかな。せっかく無線LANとかIDタグの実験とかやってるなら、PDA貸し出し+森タワー内限定位置検出モジュール+ショップデータは無線経由で最新情報ダウンロードとか、そういうことやってみたら?銀座付近の地下鉄の構内と、六本木ヒルズは、道案内をIT化する価値があると思いますよ。銀座は情報過多、六本木ヒルズは情報過少だから。
実はユーザビリティ的にどうよ?ってのは、グランドハイアット東京も同じで、宴会場2階のトイレ・・・扉が狭くて入ってくる人と、出る人でぶつかりあっている状況。手を洗う洗面所はデザインされすぎていて、どうやって水を出せばいいのかわからないし。(TOTOの洗面所)。面白いことは面白いんだけど、「うわーここも六本木ヒルズかよっ」って感じだった。
新鮮味が失われたら、使い勝手の悪さに対する指摘がうわーっと出てくるんじゃないだろか。
-----2004/2/21追記
グランドハイアット東京の写真をあげておきます。
人がぶつかりあって、入らなくてはいけないドア。トイレがトイレだとわからない上に、中の道も狭い。
この洗面所の水道はどうやって水を出すのかわかりますか?
さらに水のOn/Offと水量の増減が違うやり方になっているんですが、それを使える人はどのぐらいいるのでしょうか?ついでに気のせいかもしれませんが、水量を減らすと、回り込んで枠からこぼれませんか?
■企画(東京ブックさんを参考に)
「六本木ヒルズ」
同僚と数人で行う。
六本木ヒルズの良いところと不便なところを10個ずつ考えて書く。
みんなで集まって発表しあう。これがWebサイトだったら、どうなるか?そして、どうすれば良いかを考える。
デザインされた素晴らしい見栄えのインターフェースと、使いやすいインターフェースの両立を考えてみよう。