December 13, 2003
つまり、トラックバック文化およびRSSをpingする仕組みって、被ハイパーリンクを受け、世の中に繋がらせてもらう確約をもらう装置?
例えば、2ちゃんねるのスレに書いた意見は、間違いなく多くの人の目に止まるわけだが、これは2ちゃんねるという傘の下に存在するコンテンツだから。
blogの場合は、pingを送った先のサイトがその傘の役目を負う。つまり、blogのコンテンツシンジケーションをつかさどるポータルサイトの傘にぶら下がる形で、個々のblogは共有情報としての価値を持つ。
きっと、この手の意見は、いくらでも既出だと思うんだけど、いわゆる「個人ホームページ」では、なかなか得られないフィードバックをblogでは簡単に得ることができる。昔からよく言われる「個人HPで世界に情報発信」という嘘ではないが、かなりウソ臭い売り文句を見事に解決している。
トラックバックによる相互リンクおよびPingは、インターネット上のサイトは他サイトからハイパーリンクされないと、共有情報として全く存在価値がない(短いホップ数で到達する術がない)という大問題を、いとも簡単に解決してくれる、すばらしいシステムだ。
よくよく考えると、とても図々しいシステムとも言える。ハイパーリンクとは何ぞや?というところからはかけ離れたシステムではないだろうか。マジメにインターネットを考える人の中には、苦々しく思ってる人もいることだろう。
ということで人気blogサイトでなくても、検索エンジンからの大量のアクセスが得られるという恩恵を受けることができ、見事に世界に繋がることができた。
あ、そういう意味では、その辺が、今までの個人Webとは違うビジネスネタになるな。結局、こういう傘にぶらさがること自体が、最高のSEO対策なのは実証されてるし。とりあえず個人レベルでは、小遣い稼ぎに広告バナーでも貼るかね?
大きなビジネスを狙う側では、とりあえずコンテンツシンジケーションをすることで傘の上に立てるわけか。ということで、みなさんがポータルサイトを作られておるということになりますな。なんか面白そう。
--2003/12/14追記
ヒゲそってて思いついた、キャッチコピーをつけるなら、
blogおよびMovableTypeなどを総称して
「最強のSEO対策フレームワーク」
ということになるかな。
blogはシステム関係ないじゃーんという方もいらっしゃるようだが、ビジネスとして考えるなら、このシステムにこそ価値があると思った次第。
どんな人が書いた、どんなくだらない話もgoogleから検索されてくるもんなぁ。ここ数日の検索キーワードのトップは、「森三中」「fedoracore」だもんな。有益な情報を提供してなくて、ホント、スマソ。
--2003/12/16追記
激しく、この文書で思うことに近い話だったので、思わずトラックバックさせてください。 >エッセンシャル・サーチエンジンさま
(2回トラックバックが出てしまってスミマセン・・・。一発目の送信エラー分が表示されてしまったようです。RSSのPingの信頼性が・・・)