December 04, 2003
コンスーマ向けでも、企業内イントラでもストリーミングの生きる道は、ナローバンドの品質次第だなとつくづく。
とにかく128kbpsぐらいで320*240で、VHSクオリティの音声・映像が得られること。
キーワードは、
・コンテンツ制作コスト(エンコーディングコストおよび時間)
・モバイル向け配信
・・・できれば、PC用も携帯用もエンコードは一回で済ませたくない?安く、シームレスに。
・企業イントラ、マンションなどのLAN環境、もっと大きく見れば、通信事業者のWANでの合計トラフィック
・・・結局、単体のビデオが数Mbpsで流せる環境が整っても束にした瞬間に破綻するところがいくらでも存在するわけで。ブロードバンドは怖いよ。
うちの環境は、10月に新しく始まったJ-COMの30Mbpsプランに入っているのだが、速度測定サイトで8Mbpsぐらい。でも、慶應のSOIは、以前と変わらず20kbpsぐらいに落ちてしまう。モノラル音声で、映像も汚い、頭出しすると再生が始まらないんじゃ、いくらなんでも見る気がしない。
卒業生な人に話を聞くと、藤沢は大手町に直結みたいなものだからwideの回線ではないだろうとのこと。あとは問題があるのはJ-COMか、SFCのRealServerということになる。So-net経由なら、以前の実効1Mbpsしか出なかった頃から500kbpsのビデオが流れていたから、SFCに何かあるだろう?というのが僕の考えだったのだが、もし、J-COMの問題(SFCまでの経路を含め)だとしたら、データ送信の安定性という意味で、とてもゆゆしき問題だ。
つまり、そういう状況が、「あのSFC」のコンテンツでさえ起きているのだから、こりゃ高いビットレートのストリーミングなんて簡単じゃないということ。簡単じゃないものはコストもリスクも高いので普及しえない。
それならば、ナローバンドで流すのがリスクは低い。モバイルに流したいし、同じデータは、ついでにPCにも展開したいね。でも、ナローバンドは楽しくないので、楽しくすること。楽しさとは、これ即ち映像、音声品質のこと。これ重要。
まぁ理想論だとは思うけど、今の日本で認められようと思うなら、320*240 128kbps VHSクオリティぐらいのスペックじゃないでしょうかねぇ。日本は、当たり前のように高画質慣れしてる国だしね。
どこぞの製品セミナーで、はっと思いつきました。
こいつはセミナー終了後、即マックに入って書き込み。マックのカフェラテって量少ないね。(モウ、カワネ)