December 04, 2003
blogはSEOの効果が高いので、あえて主張してみる。
僕の音楽ライフスタイルは、F's RemoteJukeBoxを使って、IPで繋がってさえいれば、いつでもどこからでもストリーミングサーバーから聴くか、それがニーズとしてマイナーだというのなら、iPodを持ち歩いて音楽を聴いている。当然、多くのiPodユーザーと同じ使い方だ。メディアとしてのCDは一度、MP3に録音したら、車載CDに持っていかないものは二度と再生することはない。
基本的にMP3での運用をしているため、録音できないCCCDは僕にとっては価値がない。データソースにはなりえないCCCDは買えないので、特別な感情もないのだが、欲しい音楽がごっそりCCCDになったら、やはり困るのは確かだ。しかし、もう、大きなCDをメインで使うことなんて考えられない。これはMDのユーザーも同じ感覚はあるだろう。
企業活動としてCCCDを推進しようとする気持ちはわかる。今となっては、CDは著作権保護に関して、あまりにも無防備すぎる。しかし、ユーザーのライフスタイルの変化を無視してはいけない。手はいろいろあると思うが、CCCDを売っていくのなら、CCCDの代替手段としてデジタルデータでの音楽流通もやっていって欲しい。
できれば、iTunes Music Storeが日本で始まった場合は、そこから買えるようにして欲しい。結局、今のシェアで言うならiPodとPCで再生できることが最も重要だ。国内企業同士は、デバイスまでのマルチ展開で足並みがまとまるとは思えないので、レーベル独自のフォーマットはやめておいていただきたい。
携帯はドコモだけとか、ソニーはSMEしか参入しないとかだと困るわけで、音楽配信をただの経済活動という見方をするのではなく、新しい文化の創造という考えかたを持つべきで、やはり、広く考えていかないと絶対に成功しない。ファンの支持はレーベルにつくのではなくアーティストにつくものだから。
また、デファクトスタンダードフォーマットを中心にして、モバイルはiPod、オーディオ機器=音楽サーバという仕組みを作っていけば、きっと消費者のスタイルが変えられるものと信じている。バックアップ性は、その枠組みの中でサポートしていけば良いと思うのだが。
また将来的には、来たるべきユビキタス社会において、セキュアな接続手段というところで、接続プロトコルの部分がブラックボックス化して、結果的に、インターネットに繋がっていても繋がる人は限られている音楽サーバー・・・・などといった製品を開発することで、単一のデータフォーマットにひたすらDRMをかけなくても良くなるのではないだろうか?
つまり、著作権保護のスコープは、サーバーがおかれている家と、所属するネットワーク機器いう単位で考えるということだ。そうすれば、ケータイなどのワイヤレス経由で、自分の好きな音楽が聞けるようになる。(モバイルIPがそんな概念だったけか?!)
とにかく、CCCDだけが音楽流通の手段になられると非常に困る。CDが使えないというのは、あくまでも技術革新および技術が古くなった結果なので、それは認め、諦めるところは、きっぱり諦めつつ、新世代の音楽流通を真剣に模索して欲しいものである。
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