November 08, 2003
なぜYahooは最強のブランドなのか・・・・知ってるようで知らないYahoo。
Yahooの生い立ちと、ピーク、そしてネットバブルによる没落を書いた非公式本である。
何故、無料のWebサイトでお金が儲かるのか?を知らないなら、とりあえず読んどけ。僕は、Yahooも知らないでネット業界にいるのもなんかなと思って買ってみた。
何故、Yahooが流行ったのか?というと、やはり資本を独立系として守ってた、そのポリシーに尽きるかなぁって。
例えば、www.doblog.comって、やっぱ自由なBlog界に飛び込んできた異質な存在なわけですよ。Linuxに入ってくるMicrosoftとまでは言わないけど、そんな感じ。もちろん、無料で簡単にblog持てるわけですが、きっと誰も信用はしてないわけ。ある日突然、個人情報売りますーとかなっても、あんまり騙された感がないと思うのね。きっと。お互い利用し合うみたいな感じ、つぶれたら、あー潰れちゃったねで、何もなかったことになる。ブランドがないから。
でも、激しく大きくなるまでのYahooはそうではなく、ちょっと前に個人情報を売る・売らないの話が出てくるまでは、みんなYahooを信じてたみたいだし。ソフトバンクが経営してる割にYahoo信仰が強いってのが興味深かった。
また、昔、PCには全然興味ない先輩が、仕事の勉強のためにノートPC買って、Yahooはやっぱり使ってて安心して使えるって言ってた。安心ってのは、Yahooブランドもそうだし、その根底にあるのはユーザビリティに優れたサイト設計も強く作用しているのだろう。
2ちゃんねるでも、「最近Yahooが重くなった」ってスレが立ってた。そういうユーザーニーズがYahooブランドなんだよな。信じてるんだよね。やっぱ。