November 05, 2003
何をどう考えてもECサイトは、blogのRSSのようなRDFによるインターフェースを用いて商品情報を自由に通信しあうべきだ。
昔、RDFみたいな情報記述言語としてのXMLフォーマットと、それの情報流通のためのクライアント/サーバのシステムを考えたことがあるけど、(RSSの仕様を見ると、昔考えたのと、ほとんど同じだな・・・。itemノードの繰り返しなんてまったく同じじゃん。これって拡張性というか、逃げ・・・なんだけど(笑)、やっぱ同じこと考えるのね)
商品の厳密性や多様性を重視すればするほど、スキーマが複雑になっていき仕様が発散する。
単純な箱の商品なのか、場所や人にリンクする美容院のサービスなのか、旅行パックだったり、時間限定のコンサートだったりと、売っているものは多様だが、そこはそれ「パッケージ」にラッピングすることで、商品の記述仕様を限定することは可能なハズ。(甘い?でもインターネットは完璧じゃないから。)
ECサイトにおいてはアマゾンのWebサービスやアソシエイトのように、他のサイトとの連携を前提とした商売こそWebらしいと言える。しかし、情報の厳密性や出展元の存在は、情報の質として確保されなくてはいけないので、そういう部分を相乗りするために、メタデータの交換というわけだ。
近い将来としては、XML Webサービスの入り口でも良いかもしれないな。ユーザーはメタデータで情報を仕入れ、Webサービスで決済システムにアクセスする要領だ。ひょっとしたら、ISPごとにWebサービスProxyがいて、フロントのアプリケーションから決済をする機能を、プラグイン的にブラウザから呼び出すようになるかもしれない。
Webが広がると中抜きが起きるなんていわれていたが、Web上に中間業者が沢山できるんだ。いろんなサイトは、情報を整理し、商品を仲介し、手数料収入を手に入れるセレクトショップになれば良い。そういうのがblogベースでできたら、誰でも商売が始められる。なんにせよ一番、大事なのは、こういう概念の統一フォーマットを作ることだ。
きっと、こんなこと考えている人沢山いると思うし、僕が知らないところで具体的にいろいろ話はあるんだろうけど、まぁいずれにせよ、例えばRDFはblogなどでRSSとして使われるようになって、はじめて実際に道具として使えることが世に判明したというのが個人的主観なので、同様に使えるアプリと込みで出てきたら評価しますかね。実際考えるところがあれば教えて欲しいけど。そもそも、前に考えたときは、いろいろ都合があって不完全燃焼で終わってるんだよね。個人的にはかなり面白いと思ってるんだけど・・・。