September 11, 2003
Pageランクの基本法則は、Webページはリンクの数により評価できるという理論
・Pageランクの高いページからリンクしてもらうと、リンク先のページはランクが高くなる可能性がある。
・Pageランクの高いページの外部へのリンクの数が少なければ少ないほど、一つあたりのリンクの価値があがる。
・Pageランクの低いページからリンクしてもらった場合は、pageランクにとって無駄にはならない。最悪でも、意味がないだけである。
・Pageランクと、SEO対策として行うキーワード設定やテキスト主体のデザイン、リンクURLの調整とはまったく無関係である。少なくとも、ある程度SEO対策は考慮されていれば(ターゲットの検索語で検索されるならば)、それ以上の最適化はなんの意味もない。
つまり、SEO対策で行うキーワード設定や、テキスト主体のデザインは、検索エンジンのデータベースにより効果的なキーワードで検索され一覧に表示されるための「ノミネート」に必要なのであって、特定のキーワードで検索される候補になるに過ぎない。
また、多くの人が検索するキーワードは、すなわち、多くのページがキーワードとして使っているページであるから、その中で競争に打ち勝ち上位にランクされるためには、「多くのページからリンクされること」、その中でも効果的なのは、「よりページランクの高いページ」からリンクしてもらうことだ。または、リンクしてくれたページのページランクが高くなること。
リンクなきページのpageランクが上がることはない。これは広告の理屈と同じことである。認知なき商品は売れない。Webページの商品とは、コンテンツの魅力である。すなわち、楽しかったり、有意義なコンテンツは上位にランクされ、そうでないページはランクされないということ。これが基本。
そういう意味では、SEO対策とは、雑誌やTVに広告を打つという行為に近い。検索エンジンという広告媒体で、ターゲットされたユーザーにアピールするための対策と言えよう。
そして、「認知が少ないが、有意義なページ(商品)」はSEO対策を施すことによって、Pageランクが上がる可能性が期待できる。これは、良い物は売れるという理屈と同じ。しかし、「有意義でないページ」は、いくらがんばってもPageランクが上がることはない。魅力のない商品はいくら広告を打っても売れないのと同じことである。
googleの検索理論自体は、完全に公開されているものではないが、リンクの数に基づいて価値が決定されるという理屈は、まったくもって自然であるため、いろんなカスタマイズがなされているだろうが、基本線としては、変わることはないだろう。
参考文献
googleのpageランクについての情報はこれを読むべし
google hacks
リンクの数がネットワークの価値で何故重要なのか?を知りたければ、
新ネットワーク思考~世界のしくみを読み解く~